【指導者用】普通救命講習実施の手引き
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・13ページをご覧ください。 ・人工呼吸の方法ですが、気道確保をした状態で、吹き込んだ空気が漏れないように額に置いた手の指で鼻をつまみます。 ・次に自分の口を大きく開けて倒れている人の口を覆い、胸が軽く膨らむ程度の量を約1秒かけて吹き込みます。これを2回行います。 (訓練人形を用いて展示する) ・2回の吹き込みで胸が上がらない場合があったとしても、吹き込みは2回までとし、すぐに胸骨圧迫を再開します。 ・人工呼吸をしている間は胸骨圧迫が中断されます。この中断時間は10秒以上にならないようにしてください。 ・講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意志がある場合には、胸骨圧迫に人工呼吸を組み合わせます。また、胸骨圧迫と人工呼吸の回数は30:2とし、この組み合わせを救急隊員と交代するまで繰り返します。 ・人工呼吸のやり方に自信がない場合や、人工呼吸を行うために傷病者の口に直接接触することにためらいがある場合には、胸骨圧迫だけを続けてください。 (訓練人形を用いて展示する) ・それでは各班に分かれて実施してください。 ※気道確保 ・頭側の手で頭部後屈ができる。 ・足側の手の人差し指と中指であご先を持ち上げることができる。 ※人工呼吸 ・鼻をつまんで自分の口で相手の口を覆うことができる。 ・適切な量を吹き込むことができる。 ・適切な時間で2回吹き込むことができる。 ・正しい姿勢で行っている。 を確認してください。

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