【指導者用】普通救命講習実施の手引き
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・23ページをご覧ください。 ・人工呼吸の方法ですが、気道確保した状態で、自分の口を大きく開けて乳児の口と鼻を同時に覆い、胸が軽く膨らむ程度の量の息を約1秒かけて吹き込みます。これを2回行います。 ・講習を受けて人工呼吸の技術を身につけていて、人工呼吸を行う意志がある場合には、胸骨圧迫に人工呼吸を組み合わせます。また、胸骨圧迫と人工呼吸の回数は30:2とし、この組み合わせを救急隊員と交代するまで繰り返します。 ・人工呼吸のやり方に自信がない場合や、人工呼吸を行うために傷病者の口に直接接触することにためらいがある場合には、胸骨圧迫だけを続けてください。 ・24ページをご覧ください。 ・AEDが到着すれば乳児の傍らにAEDを置き、成人、小児と同様に使用します。 ・AED本体に成人用と小児用の2種類の電極パッドが入っている場合や、成人用モードと小児用モードの切換えがある場合には、小児用パッドや小児用モードを使用してください。 ・AEDの音声指示に従い、電極パッドに書かれている絵のとおりに赤ちゃんの胸の肌にしっかりと密着するように電極パッドを貼ります。 ・電極パッド同士が重ならないように貼ってください。成人用・小児用電極パッドに関わらず、乳児の体格が小さいため、どのように貼っても電極パッド同士の重なりが避けられない場合は、AEDは使用できませんので、たとえば、乳児の胸と背中に貼るなど工夫も必要です。

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