【指導者用】普通救命講習実施の手引き
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・それでは実際に、AEDが到着するまでの応急手当の手順を説明します。 ・6ページをご覧下さい。 ・手順をフローに表わすと、このようになります。 ・それでは一度この流れを展示しますので、ご覧ください。 (一連の流れを展示する) ・先ほど一連の流れで展示を行いましたが、応急手当の手順は次のとおりとなります。 ①安全の確認②反応をみる③119番通報とAEDの手配④呼吸をみる⑤胸骨圧迫⑥気道の確保⑦人工呼吸⑧AEDが到着すれば、すぐにAEDを使用します。 ・いきなり一連の流れを実施する事は難しいかと思いますので、幾つかに分割し、説明を入れつつ実際に実技を行っていただきます。 ・7ページをご覧ください。 ・まず、倒れている方を発見した場合は不用意に近づかず、必ず周囲の安全を確認し、自らの安全を確保した後に近づくようにしてください。 ・次にけがや病気で倒れている人の状態を正しく把握するために、まず反応があるかどうか調べます。 ・反応の調べ方は片方の手を倒れている人の額にあて、もう片方の手で肩を軽くたたきながら、耳元で呼びかけて、反応をみます。 (訓練人形を用いて展示する) ・位置、姿勢はよいか ・肩のたたき方や呼びかけの仕方はよいか ・まぶたや全身を見ているか ・手順は正しいか を確認してください ・8ページをご覧ください。 ・反応のない人に対して、応急手当を行うのですが、119番通報をしなければ救急車は来てくれません。ですから周囲の人に助けを求めてください。また、AEDがあれば持ってきてもらってください。 ・助けを求める時も、そこのメガネをかけた方、119番通報してください、というように具体的に指名するほうが協力を得られやすいと思います。 (訓練人形を用いて展示する)

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