【指導者用】普通救命講習実施の手引き
8/21

・9ページをご覧ください。 ・呼びかけと痛み刺激に反応がなければ、次に普段どおりの呼吸をしているかどうか調べます。 ・普段どおりの呼吸をしているかどうかを調べえる方法は、目で胸やお腹に動きがあるかどうかを見ます。10秒以内で調べます。 (訓練人形を用いて展示する) ・胸やお腹が動いていない場合は、息をしていないと判断してください。 ・心臓が止まった直後には、呼吸に伴う胸やお腹の動きが普段どおりでない場合や、しゃくりあげるような不規則な口の動きをして、途切れ途切れに呼吸をしているような動きがみられることがあります。この動きを死戦期呼吸といい、また、普段どおりの呼吸かどうかわからない場合も、息をしていないと判断してください。 ・10ページをご覧ください。 ・次に胸骨圧迫に移ります。 ・普段どおりの呼吸をしていないということは心臓が止まっていると考えてください。心臓が止まっていれば、全身に血液を送ることができません。血液を全身に送るためには、胸骨圧迫が必要です。 ・まず圧迫位置は胸の真ん中(胸骨の下半分)です。 ・乳児の場合は乳頭と乳頭を結ぶ線より少し足側の胸骨上に指2本を置きます。

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る