整理番号 | 01F0000083 |
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原語 | 日本語 |
執筆年 | 1997 |
和文標題 | フラクタン国際会議に出席して |
英文標題 | - |
著者名 | 村上洋 |
団体著者名 | - |
所属機関名 | 大阪市立工業研究所 |
資料名 | 海外からの技術情報 |
ページ | PAGE.72‐75 |
ジャンル | -,工業研究,国際会議 |
抄録文 | 1996年7月21日から24日までアメリカ合衆国ユタ州のLoganにあるユタ州立大学にて行われた第3回フラクタン国際会議に出席した。世界22カ国から約100名の参加者が集まり,口頭発表43題,ポスタープレゼンテーション57題が発表された。演題の内容は植物生理学,酵素,遺伝子操作,糖質の構造など多岐にわたった。フラクタンはフラクトースからなる多糖で,主に主鎖がβ-2,1-フラクトフラノシル結合からなるイヌリンタイプのものと,β-2,6-フラクトシル結合からなるレバンタイプのものがある。植物起源のものでは,β-2,1-フラクタンのイヌリンが代表的で,ヨーロッパではキクイモやチコリとして大量に栽培されている。微生物起源のフラクタンとしてはβ-2,6-フラクトシル結合を主鎖に,β-2,1結合を側鎖に持つレバンが知られている。次回は2000年にスイスのBaselで開催の予定である。 |