整理番号 | 01F0000135 |
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原語 | 日本語 |
執筆年 | 1997 |
和文標題 | 繰り返しリサイクル可能なLCP強化複合材料 |
英文標題 | - |
著者名 | 原田敏彦、笹尾茂広、泊清隆、福田明徳 |
団体著者名 | - |
所属機関名 | 大阪市立工業研究所 |
資料名 | 合成樹脂 |
ページ | PAGE.71‐72 |
ジャンル | -,工業研究,リサイクル |
抄録文 | 地球環境保全および地球資源の再利用のためプラスチックのリサイクルが重要な問題となっている。ここではリサイクルする際,ガラス繊維や炭素繊維が折れて補強効果が低下したり,成形機を傷つけたりするガラス繊維強化熱可塑性プラスチック(FRTP)の代替えとして液晶プラスチック(LCP)を強化材として成形中に繊維状に生成させ(in situ composites),これがどの程度まで繰り返しリサイクルできるかなどの物理的・化学的要因についてLCP/ポリエチレンテレフタレ-ト(PET)およびLCP/ポリブチレンテレフタレ-ト(PBT)系を対象に検討を行った。その結果,引張強度の値より,LCP/PET系では5回まで,LCP/PBT系では3回までは単独材料よりも高い値でのリサイクルが可能であり,このように高い引張強度を示したのはLCPが粒子状よりもフィブリル状になった時にもたらされ,それはPETの分子量に依存することを明らかにしている。 |