大阪市都市工学情報2次情報集 [論文情報]
整理番号01F0000308
原語日本語
執筆年1999
和文標題消化ガスを燃料とする燃料電池の実用化研究
英文標題-
著者名-
団体著者名大阪市下水道局計画課
所属機関名-
資料名下水道技術報告集 No.16(その1)報告書編
ページPAGE.262‐273
ジャンル下水処理,下水道業務管理,リサイクル
抄録文下水汚泥処理過程で発生する消化ガスは多量のメタンを含み,有用なエネルギー源である。大阪市では高濃度消化プロセスの拡大を図っていく計画であり,ここで発生する消化ガスの有効利用の一つとして消化ガスを用いた燃料電池の実用化を目指している。燃料電池にはリン酸型(PAFC),溶融炭酸塩型(MCFC),個体電解質型(SOFC),アルカリ型(AFC),高分子電解質型(PEFC)があるが,ここでは民生用として開発され,ほぼ商業化の段階に達しているリン酸型(PAFC)を対象とした。消化ガスを燃料電池の燃料として使用するために,吸収法により精製する。本実用化研究の湿式アルカリ2塔式吸収法では,1塔目の吸収塔において処理水を用いて大部分の炭酸ガスと硫化水素を吸収させることにより,苛性ソーダ溶液の消費量を抑え,効率良く精製ガスを得ることができる。PAFCの特徴を従来のガスエンジンによる発電と比較してみると,エネルギー効率が高い,排ガスがクリーン,騒音振動が少ない,維持管理が容易,などの利点がある。大阪市内で全量消化を行っている処理場について,平均電力消費量および消化ガス燃料電池発電量を推定すると,消化ガス燃料電池発電により処理場で必要になる電力量のうち約30%を賄うことができる。