整理番号 | 02F0000244 |
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原語 | 日本語 |
執筆年 | 2000 |
和文標題 | 大阪市における水循環システム |
英文標題 | - |
著者名 | 西崎柱造、芳倉太郎 |
団体著者名 | - |
所属機関名 | 大阪市都市環境局千島下水処理場_大阪市立環境科学研究所水環境課 |
資料名 | 生活衛生 |
ページ | PAGE.53‐54 |
ジャンル | -,下水道業務管理,リサイクル |
抄録文 | 地球を取巻く水は常に自然循環を繰り返している。近年,温暖化等により,この水循環が影響を受け始めているが,これを護るには環境保全が重要である。さて,大阪市でも規模こそ違え,水循環は重要である。その現在の傾向を概観した。人工と自然の水循環の量的な関係を調査したところ,大阪市における上水道,工業用水道等の用水量は年間5~6億m3に対し,市域の降水量は2億7600万m3で,必要量の約半分にすぎない。しかも降水量のうち5900万m3は自然の蒸発散により大気に戻っている。必要量の残りは琵琶湖淀川水系に大きく依存している。また1億4600万m3もの大量の地下水が下水管内に侵入している事実がある。これは地下水採取の法規制により,昭和37年以後地下水位が上昇に転じたことも原因の一つと推察される。このように,自然の水循環システムへの影響に配慮した水利用,再利用の総合的な制御方法の検討が重要な課題である。 |