整理番号 | 86F0001689 |
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原語 | 日本語 |
執筆年 | 1981 |
和文標題 | ビル排水再生利用実験(IIIの下) |
英文標題 | - |
著者名 | 宮内潔 |
団体著者名 | - |
所属機関名 | 大阪市水道局 |
資料名 | 水道事業研究 |
ページ | PAGE.91‐104 |
ジャンル | -,水道業務管理,リサイクル |
抄録文 | 水道事業研究100号に続いて,大阪市内の2,3のビルで行なわれた,より実用的なビル排水再利用のための水処理装置の開発をめざしたビル排水処理実験の結果を中心として,再生水の使用テスト,処理コストの試算,ビル排水処理の実施現状と問題点のまとめ等について報告する。再生水を配管,水洗便所に約1年間通水した結果では,塩ビライニング管や通常の水洗便器では腐食障害もなく,また,再生水利用者に対するアンケート結果によって,再生水の使用感も水道水と変わらないことが確認された。しかし,処理コストは二重配管費,装置床面積費等を含めて380円~630円/m└3┘と試算され現行の上下水道料金等に比較してかなり高くつく結果となった。また,再利用実施の制度面での整備もまだ充分とはいえない。さらに,広範囲な再利用実施にあたっては,再利用に伴なうエネルギー消費の問題も含めて,再利用実施対象地区でのケーススタディも必要と考えられる |