整理番号 | 87F0001481 |
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原語 | 日本語 |
執筆年 | 1984 |
和文標題 | 省エネルギーを目指したドライクリーニング廃溶剤回収法の開発に関する研究 |
英文標題 | - |
著者名 | 幾田信生 |
団体著者名 | - |
所属機関名 | 大阪市立工業研究所 |
資料名 | 昭和58年度技術開発研究費補助金事業成果普及講習会テキスト |
ページ | PAGE.1‐23 |
ジャンル | 工業研究,省エネ・エコ,リサイクル |
抄録文 | ドライクリーニングにおけるコストダウンを計る目的で,従来用いられてきた溶剤の再生回収法であるエネルギーコストの高い蒸留法をさけて,溶剤中の汚れ成分を除去するとともに,再生再利用可能な有機高分子吸着剤を検討し,省エネルギー,省資源型の溶剤清浄法あるいは回収法の開発を行なった。有機高分子吸着剤としては,汚れ成分の中で洗浄時に問題になり易い脂肪酸と結合し,しかも,再生時に容易に分離するものを考慮して,弱塩基性のピリジン系高分子が適していることを見出した。また,高分子を多孔質な樹脂に生成することによって,吸着量が約5倍向上することが判った。この樹脂は脂肪酸以外の酸性成分でも吸着性を示し,実際の廃溶剤に対しても有効に作用した。樹脂の再利用に際してはメタノールで処理すると効率がよいことが判った。カラム循環法で溶剤再生と樹脂再生を交互に行なうことを試み,溶剤の酸価が順次低下し,実用化に即した結果を得た |