整理番号 | 90F0000002 |
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原語 | 日本語 |
執筆年 | 1989 |
和文標題 | 第1章 序論 |
英文標題 | - |
著者名 | 二宮敏明 |
団体著者名 | - |
所属機関名 | 大阪市助役 |
資料名 | 道路工事における掘削残土のリサイクルに関する研究 |
ページ | PAGE.1‐22 |
ジャンル | 道路事業,リサイクル,廃棄物処理 |
抄録文 | 本章では標記研究の社会的・技術的背景,および本研究の目的と概要について述べた。わが国は昭和30年代以降の経済の発展,都市への人口集中に伴い都市問題として廃棄物の処理・処分が深刻になってきている。都市廃棄物の約9割は掘削残土である。近畿地方建設局の実態調査によると大阪府域で年間約2520万m└3┘の土砂類が発生し,そのうち約1280万m└3┘が廃棄処分されている。また,最近の大阪市の土砂処分量は年間約880万~1000万t程度と推定されている。大阪市の土砂処分地は,ほぼ10年で満杯となる。掘削残土処分対策としては,1)発生量の抑制,2)再利用量の拡大が考えられる。本研究では,道路工事における掘削残土リサイクルを実施,推進するため,1)掘削残のリサイクル計画の基本条件,2)掘削残土と性状と判定法,3)掘削残土の土質改良反応機構,4)リサイクルプラントの建設と運営方法,5)改良土の力学的特性,6)環境への影響,を考察した |