整理番号 | 93F0000175 |
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原語 | 日本語 |
執筆年 | 1991 |
和文標題 | おからの有効利用 |
英文標題 | - |
著者名 | 井上善介 |
団体著者名 | - |
所属機関名 | 大阪市立環境科学研究所 |
資料名 | 生活衛生 |
ページ | PAGE.40‐41 |
ジャンル | -,環境科学研究,リサイクル |
抄録文 | 従来おからは,大部分畜産用飼料に活用されていたが,昭和61年以降の円高によって安価な配合飼料に取って代わられ厄介物扱いになっている。例えば,大阪府内でのおからの発生量は1日に250トン,その約1/5が飼料に活用されているだけで,残りは焼却処理,山間埋立や海洋投棄などで処分されている。しかし,その打開策も講じられつつある。おからの持つ高蛋白,高脂肪等の栄養価値を利用して,パン,菓子,うどんなど各種食品への利用,マダイ養殖用飼料やキノコの培地への利用等々,種々なおからの有効利用技術が開発されている。おからは腐敗し易いので,経済的に乾燥できれば長期間保存でき,その利用量が飛躍的増加が見込まれる。そのため,おからの乾燥技術も開発されている。乾燥おからの価格は約24~33円/kg,これまでの同製品の価格は約70円/kgで,かなりのコストダウンになっている。今後の発展に期待したい |