整理番号 | 93F0000367 |
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原語 | 日本語 |
執筆年 | 1992 |
和文標題 | 廃食用油リサイクルモデル事業推進検討報告書 |
英文標題 | - |
著者名 | 武田徳司、亀岡俊則、義村利秋、竹本洋一、閑野真也、恩田孝夫 |
団体著者名 | - |
所属機関名 | 大阪市立工業研究所_大阪府農林技術センター_政策科学研究所_農林水産省 |
資料名 | 廃食用油リサイクルモデル事業推進検討報告書 |
ページ | PAGE.15‐25 |
ジャンル | -,工業研究,リサイクル |
抄録文 | 食用油脂の需要量は現在210万トン余りといわれ,そのうち40万トン以上が毎年廃棄されていると推定される。この廃食用油が排水に流れ込むと水質汚濁の原因となることから,回収して再利用することが近年大きく叫ばれている。再利用の方策として,(1)石けんとして,(2)飼肥料として,(3)燃料として利用することを取り上げ,その具体化のうえでの問題点,経済性等の細部の検討を行い,その結果をまとめた。石けんとしての再利用では,脂肪酸に加水分解した後利用する方法とそのままケン化する方法があるが,いずれも回収された廃食用油の品質がある程度良いことが求められる。とくにそのままケン化して,後の塩析操作をしない炊き込み法では,原料の廃食用油の品質が石けんの品質を左右するので回収油の前処理にも注意が必要である。経済性については,既存の石けんの製造業に委託する方法が最も経済的であるとの結論になった。ただそれ以前に回収のシステム作りがより重要である |