整理番号 | 93F0000537 |
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原語 | 日本語 |
執筆年 | 1991 |
和文標題 | 第3セッション ウォーターフロントの保全開発と修景 小樽港の保存再生計画戸市民の合意形成 |
英文標題 | - |
著者名 | 佐藤馨一 |
団体著者名 | - |
所属機関名 | 北海道大学工学部 |
資料名 | WATERFRONT2001 |
ページ | PAGE.123‐126 |
ジャンル | 国際会議,都市景観,ベイエリア |
抄録文 | 本報では,小樽港の再生計画と,その生まれいずる苦しみについて紹介した。1869年(明治2年)に小樽は札幌の外港として町づくりと港づくりが開始された。小樽運河は港湾貨物の増加に伴い1923年に建設された。その延長は1324m,幅員40m,水深2.4mであった。1960年代,この運河はすでにシステムの機能を失いヘドロと悪臭の漂う迷惑施設に過ぎなかった。そこで,1969年(昭和41年)に小樽市総合都市計画が策定され,小樽運河を埋立てて6車線の臨港道路を建設し,小樽港の機能強化を図ることになった。しかし,小樽運河を守る会では形態の保存を要求し,そのため小樽港再生計画は難航した。1989年(平成元年)に,小樽港臨港道路は多くの関係者や市民の痛みの上で完成した。この痛みは,小樽港が新しく誕生するための陣痛であり,同港は21世紀に向けて蘇りつつある |