整理番号 | 95F0000298 |
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原語 | 日本語 |
執筆年 | 1994 |
和文標題 | 下水汚泥を活用した疑似活性炭の開発 |
英文標題 | - |
著者名 | 間淵弘幸、田中正道、西崎柱造 |
団体著者名 | - |
所属機関名 | 大阪市下水道局 |
資料名 | 第31回 下水道研究発表会講演集 |
ページ | PAGE.933‐935 |
ジャンル | -,下水道業務管理,リサイクル |
抄録文 | 下水処理場から発生する汚泥の有効利用の試みの一つとして,汚泥を利用した炭素質多孔性吸着剤(疑似活性炭)を製造した。本報では,疑似活性炭を環境浄化に再利用することを目的として,原料の選定,最適製造条件,吸着性能等について検討した結果を報告した。原料は下水汚泥処理の条件の相違により10種類を選定した。この10種類の汚泥を用いて疑似活性炭を製造した。製造にはロータリーキルン方式の回分式賦活炉を用い,乾燥した汚泥を850℃,60分間の条件で賦活を行った。その最適賦活条件を決定し,吸着剤としての性能を検討した結果,下水に対する脱色では,活性炭とほぼ同程度であった。又,脱臭効果では活性炭に比べると一般的にその性能は劣るが,アンモニア,スチレンに関しては活性炭より優れている場合が見られ,疑似活性炭は脱臭にも利用できる可能性が示唆された。今後,原料中の無機物,揮発分の比率を低くする工夫や,賦活の検討が必要である |