大阪市都市工学情報2次情報集 [論文情報]
整理番号96F0000062
原語日本語
執筆年1994
和文標題紙・フェノール樹脂銅張積層板廃材の再利用
英文標題-
著者名松本明博、長谷川喜一、大塚恵子、福田明徳
団体著者名-
所属機関名大阪市立工業研究所
資料名科学と工業
ページPAGE.596‐602
ジャンル-,工業研究,リサイクル
抄録文ノボラック型フェノール樹脂の充填材として銅張積層板端材の紙・フェノール樹脂粉末の分級品を用い,成形材料の流動性,硬化挙動,および硬化物物性について,市販木粉を充填材として用いた系と比較検討した。その結果,成形材料の成形温度(170℃)における流動性は充填材として紙・フェノール樹脂粉末を用いた方が優れていた。また,紙・フェノール樹脂粉末を充填材として用いた成形材料の方が硬化速度が速かった。硬化物物性は特に,粒径が細かい紙・フェノール樹脂粉末を充填材として用いた系で,曲げ強度,衝撃強度,破壊靭性値,耐水性,および電気抵抗率が優れていた。以上の結果より,銅張積層板端材から銅粉を静電分離して得られる紙・フェノール樹脂粉末をフェノール樹脂の充填材として再利用することにより,従来の木粉充填フェノール樹脂硬化物よりも諸物性がバランスよく向上し,しかも,フェノール樹脂の廃棄物問題の解決の一助となり,資源の有効利用にも貢献し得るものと考えられる