整理番号 | 96F0000189 |
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原語 | 英語 |
執筆年 | 1987 |
和文標題 | 大阪市水道事業を取り巻く財政環境と料金政策 |
英文標題 | Economics Environments Surrounding the Management of the Osaka Municipal Water Supply and its Water Rate Policy. |
著者名 | 岡本雅博 |
団体著者名 | - |
所属機関名 | 大阪市水道局 |
資料名 | 第6回アジア太平洋地域会議 |
ページ | PAGE.453‐462 |
ジャンル | 水道業務管理,国際会議,海外発信 |
抄録文 | 給水は市民生活だけでなく,活発な社会及び経済活動のために欠かせない。水道は市民生活のための基本的施設であり,水道政策の基本は市民に安く,良質かつ充分な水を供給することである。水道に関する最も難しい問題はすべての消費者に平等に水道料金をどのように割当てるかである。その設立以来,最低サービスのレベルはどのあたりに置くべきかを常に検討してきた。市水道は維持管理費以下の安い費用で給水し,水道料金をかなり低い水準で維持できたのは大量消費者からの内部寄付金のお陰である。新しい施設の建設時期に拡張のための単位価格の上昇は大量消費者により負担されてきた。需要と供給がバランスしている現在では既設施設の維持以外に建設工事が行われない。従って各地区ブロックごとの水道料金体系は本来の合理的な理由を失いつつある。社会及び経済的環境の変化に合わせて水道料金政策は改定されるべきである。消費者の受けるサービスに比例する料金決定は公正の原則であり,最低サービスの水道料金は低く保つべきである |