抄録文 | 計算機を導入してパイプライン情報管理システムを構築する場合,我々が決定しなければならない検討項目について解説した。将来,システム構築はこの展望記事の内容により決定される詳細設計に基づき実行される。基本的機能及び操作性は機器を試験的導入するパイロットシステムにより確認される。グラフィック情報及び属性情報との方式関係だけでなく他のシステムとのデータ送信及び受信方式もまた確認される。さらに情報収集及び整理の重要性を職員に知らせ,かつ情報利用度を高めるためにパイロットシステムを使って職員を教育訓練する。このパイロットシステムは職員と計算機とのそれぞれの特性を相互に補完できるシステム構築の実現のため,マンマシンインターフェイスを追求するために利用される予定である。職員の情報処理能力はその色々な視点により計算機からの各種情報を分析でき,高度の知識に至るまで情報を処理できるように高められなければならない。これにより水道システムの適切な維持管理を効率的に推進するための手段となり,高度情報化社会にすばやく応答できようになる。基本調査からイメージした水道局のシステムコンフィギュレーションの概略図を付記した |