大阪市都市工学情報2次情報集 [論文情報]
整理番号96F0000305
原語日本語
執筆年1994
和文標題廃タイヤからの活性炭の製造技術
英文標題-
著者名中野重和
団体著者名-
所属機関名大阪市立工業研究所
資料名燃料及燃焼
ページPAGE.563‐571
ジャンル-,工業研究,リサイクル
抄録文廃タイヤは分別が容易で安定して大量に集荷しやすいなど,高分子系廃棄物の中では再利用しやすい側面がある。産業廃棄物のリサイクル促進の立場から廃タイヤ活性炭の製造を考え,その性能と純度を市販活性炭と同一レベルに近づけることを試みた研究を中心に解説した。活性炭の原料に含まれる無機分はそのまま残存する傾向があるため,廃タイヤ活性炭を液相吸着で利用するのには,タイヤに加えられている亜鉛分が障害となる。そこで原料(乾留残さ)及び賦活品(廃タイヤ活性炭)について塩酸処理による亜鉛除去を試みたところいずれも亜鉛,灰分の減少が認められたが,塩酸濃度,処理温度,浸漬撹はん時間,粒径などによりその効果は差がみられた。賦活品よりは原料に対して処理する方が,純度・性能ともに優れていた。吸着性能は市販活性炭の1/2‐1/4程度のものが得られた。廃タイヤからの活性炭の製造は工程が複雑で性能や純度の制約があるため,適切な用途開発が必要である