金久万利子
(現在は菅野万利子)

昭和59年度 音楽部門(ピアノ)

【略歴】
京都に生まれる。4歳よりピアノを始め、大阪相愛大学音楽学部在学中より、東京にて「第45回日本音楽コンクール」入選。「第24回文化放送音楽賞」受賞。「NHK洋楽オーディション」に入選。放送出演、リサイタルを開催。片岡みどり、井口愛子、井口基成に師事。
卒業後、アメリカ・インディアナ大学音楽学部アーティストディプロマに留学。ピアノをジョルジュ・シェボック、室内楽をJ・シュタルケル、F・グッリに師事。渡欧し、フランス・ドイツ・ハンガリー・スウェーデンにて研鑽を積む。ストックホルムでは二晩のリサイタルを開催し高い評価を得た。
帰国後、相愛大学にて講師を務め、ソロリサイタル、室内楽、現代曲初演など意欲的な活動が評価され、「大阪文化祭賞」、「第2回大阪咲くやこの花賞」を受賞。
これまでに尾高忠明氏、外山雄三氏、宇宿允人氏、金洪才、金希文氏の指揮により京響、大阪フィル等主要オーケストラと協演。’96~’01年は香港に滞在、その後は東京を拠点に、幅広いレパートリーを持つピアニストとして、心なごむトークや作曲家物語を交えたコンサートを中心に全国、またアジア、ヨーロッパ、アフリカにて活動中。TV「ライフ・ライン」に出演。CDでは“Bless You”、“Born Again”“Rejoice” をリリース。“名曲で描く聖書の世界”のピアノも担当している。現在、ユーオーディア・アカデミー講師。