畑 祥雄(はたよしお)

昭和60年度 美術部門(写真)

【略歴】
写真家として「背番号のない青春」でデビュー、代表作の改良ニワトリの一生を視覚化した「HANAKO」などで現代社会に鋭い視線を向けた作家活動から、フォトキュレター、展覧会ディレクター、映像プロデューサーなどの表現領域に活動を広げる。大阪人権博物館でのユージン・アイリーン/スミスの『水俣』写真作品のコレクション・ディレクターから「写真と人権領域」の学際研究を始める。また、写真を中心にした「デジタルアーカイブ研究」、ハイビジョン映像の監督、サイエンスドキュメンタリー番組のプロデュースなどを展開。さらに、都市計画における情報デザインの役割をシンク・プロデュースする。大学では写真作家養成のカリキュラム開発や「情報文化産業論」「アート&テクノロジー」「情報演習」を教授する。宝塚メディア図書館では代表理事として写真、現代美術・映像・デザイン、サウンドなどの蔵書約33000点を無料公開。IMI/グローバル映像大学の総合監督として、マルチメディア時代の分野融合(映像・Webデザイン・現代美術・メディア編集・写真文化など)のカリキュラムを企画立案・プロデュース・ディレクションなどを推進する。主に写真・映像・Web分野を横断する作家兼プロデューサーとして活動中。