市川右近(いちかわ うこん)

平成元年度 演劇・舞踊部門(歌舞伎)

【略歴】
1963年、  日本舞踊飛鳥流の家元の長男として大阪に生まれる。
1972年6月、京都南座で初舞台(8歳)。
1975年1月、大阪新歌舞伎座「二人三番叟」の附千歳)で、猿之助の部屋子となり市川右近を名乗る。
1987年3月、慶應義塾大学法学部政治学科卒業
1989年、  松尾芸能賞新人賞受賞
1992年7月、歌舞伎座賞受賞
1993年、  国立劇場大劇場で第1回「市川右近の会」公演を開催。
1994年6月、名古屋ペンクラブ賞受賞
1996年4月、真山青果賞激励賞受賞
1997年、  シアターコクーンでの東京室内歌劇場公演「ポッペアの戴冠」で初めてオペラを演出
1998年3月、テレビ朝日『影武者徳川家康』で徳川秀忠役を演じ、テレビドラマ初出演
2000年6月、重要無形文化財の保持者の団体の構成員として追加認定される。
2005年7月~3年間、BS-i[TBS系]ドキュメンタリー番組「走・人virtuoso」のナビゲーターを務める
活動
2005年、2008年のスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」では、タケルと側近のタケヒコを弟弟子の段治郎とダブルキャストで勤め、4か月のロングラン公演を成功させた。歌舞伎の舞台以外に、1997年、オペラ「花盛羅馬恋達引-ポッペアの戴冠」の演出を手がけるなど、幅広く活動している。
2010年9月 新歌舞伎座 新開場記念 柿葺落興行 二十一世紀歌舞伎組公演
2010年11月3日~7日(5夜連続放送)TBS開局60周年記念 橋田壽賀子ドラマ「99年の愛~ジャパニーズアメリカン」出演

【受賞歴】
1989年、松尾芸能賞新人賞
1992年、歌舞伎座賞