高村薫（たかむら　かおる） 平成４年度　文芸・その他部門(作家)

【略歴】
１９７６年　国際基督教大学卒業し、外資系商社に勤務
１９９０年　退社し、執筆活動に専念
１９９０年　大阪の北浜を舞台にした処女作『黄金を抱いて翔べ』を発表。以後、小説のほか、随筆、社会時評などを手がけ、今日に至る。
１９９２年　国際謀略小説『リヴィエラを撃て』を発表
「アルコホリック・ホテル」で第45回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門候補。
１９９３年 『リヴィエラを撃て』で第6回山本周五郎賞候補、第46回日本推理作家協会賞長編部門受賞。
「ステーション・パーラー」で第46回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門候補。
『わが手に拳銃を』で第14回吉川英治文学新人賞候補。
『マークスの山』で第109回直木賞受賞、第12回日本冒険小説協会大賞受賞、『このミステリーがすごい!』1994年版国内第1位。
１９９８年、『レディ・ジョーカー』で『このミステリーがすごい!』1999年版国内第1位。

【主な著書】
『黄金を抱いて翔べ』
『神の火』 　
『照柿』
『リヴィエラを撃て』
『マークスの山』
『レディ・ジョーカー』
『晴子情歌』 　
『新リア王』
『太陽を曳く馬』

【受賞歴】
１９９２年度咲くやこの花賞(文芸その他部門〈小説〉）
１９９３年　『マークスの山』　第１０９回直木賞受賞　
１９９８年　『レディ・ジョーカー』第５２回毎日出版文化賞
２００６年、『新リア王』で第4回親鸞賞受賞。
２０１０年、『太陽を曳く馬』で第61回読売文学賞受賞。