茂山 正邦(しげやま まさくに)

平成10年度 演劇・舞踊部門(狂言)

【略歴】
4歳の時に『以呂波』のシテにて初舞台。その後『千歳』『三番三』を披く。
1993年、花形狂言会に入会と同時に、同会にて大曲『釣狐』披く。
1995年より東京に於いて『狂言小劇場』を弟の茂、従兄弟の宗彦、逸平らと年4回の公演を約10年間続けた。
1997年、ライブハウスで狂言会を催すという若者らしい発想で、狂言を一度も見たことのない観客の動員に成功。ライブハウス狂言会以来の狂言ファンという若者も少なくなく大好評を得た。また2000年6月より2005年まで千三郎、茂、宗彦、逸平、童司と共に「心・技・体、教育的古典狂言推進準備研修錬磨の会=通称TOPPA!」を主催。
2006年より「HANAGATA」を宗彦、茂、逸平、童司と共に再開。企画製作そして出演までを自分たちでおこなう HANAGATAを通し、狂言の魅力を存分に味わっていただくことを目的としている。また、若手能楽師(シテ方・浦田保浩、浦田保親 大鼓方・谷口有辞 小鼓方・曽和尚靖)による能楽グループ『心味の会』メンバーとして、狂言のみならず、能のファン開拓にも力を注ぐ。