中島慎子(なかじまちかこ)

平成16年度 音楽部門(ヴァイオリン)

【略歴】
大阪市出身。3歳よりヴァイオリンを始める。
1997年  桐朋学園大学音楽学部卒業
98年  オランダ留学(~2001年)
1986年  全日本学生音楽コンクール西日本大会 小学生の部第1位。
91年  第60回日本音楽コンクール入選。
92年  ABCフレッシュコンサートに出演。
93年  同オーディション合格を受け、外山雄三指揮/大阪フィルとグラズノフのコンチェルトでオーケストラとの協演デビュー。
第62回日本音楽コンクール第2位入賞。
95年  在学中、皇后陛下の基金による震災救援のコンサートに、朝比奈隆指揮/大阪フィルとブラームスのコンチェルトを協演。
96年  第2回ストラディバリウスコンクール第2位入賞。
97年  大阪フィル創立50周年記念定期公演で外山雄三指揮/大阪フィルで大栗裕のコンチェルトを協演
2000年  第5回ストラディヴァリウスコンクール優勝。
05年  2004年11月20日の「中島慎子ヴァイオリンリサイタル」が、平成16年度大阪文化祭賞受賞
2008年には大阪・四天王寺にてバッハの無伴奏作品に挑む連続演奏会「渾身の弦」が好評を博した。また、これまで古楽器フォルテピアノやチェンバロ、ギター、のこぎり、バリトン、マリンバをはじめ幅広いジャンルでの共演があり、2008年3月には世界文化遺産の京都・上賀茂神社で20世紀最高のバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤ女史と共演した。
2009年、広くクラシック音楽の魅力を広めようとアンサンブルグループ、「なにはの梅組」を結成。ほかに、ツィンバロン、ヴァイオリン、アコーディオン、ベース、ヴィオラのメンバーからなる東欧などのフォークロアを演奏するバンド、アンサンブル・バラトン(Ensemble Balaton)を結成。音楽活動を広げている。
サイトウ・キネン・オーケストラ、イシハラ・リリック・アンサンブル、現代曲を演奏するいずみシンフォニエッタ大阪のメンバーなどを務める。
京都市立芸術大学で後進の指導にもあたる。