長原幸太(ながはら こうた)

平成18年度 音楽部門(ヴァイオリン)

【略歴】
1981年、広島県呉市に生まれる。東京芸術大学附属音楽高等学校を卒業後、同大学に進学。その間に全額スカラシップを受け、ジュリアード音楽院に留学。
92年、93年と連続して全日本学生音楽コンクール全国第1位。94年ヴィエニアフスキー国際ヴァイオリンコンクール17歳以下の部第3位。 98年日本音楽コンクール最年少優勝。五嶋みどりレクチャーコンサートで奨励賞を受賞し、ニューヨークに招待され、五嶋みどり氏のレッスンを受ける。
またサイトウ・キネン若い音楽家の為の勉強会で小澤征爾指揮のもとコンサートマスターやソリストを務め、サイトウ・キネン・オーケストラにも最年少参加。 12歳で東京交響楽団と共演したのを皮切りに、日本各地の主要オーケストラや、小澤征爾、岩城宏之、秋山和慶、ゲルハルト・ボッセ等の名指揮者と共演。ソリストとしての他、 室内楽奏者、オーケストラのゲストコンサートマスターとしても活躍。またアルゲリッチ国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、やまなみ国際音楽祭等、各地の音楽祭にも出演。 また演奏を通じてのボランティア活動にも力を入れている。
広島市長賞「広島フェニックス賞」、広島県教育長賞「メイプル賞」受賞、広島国際文化財団「ヒロシマ・スカラシップ'98」、広島ホームテレビ文化・スポーツ賞(最年少受賞)、東京芸大の福島賞等、受賞多数。
これまでに村上直子、小栗まち絵、工藤千博、澤和樹、ロバート・マンの各氏に師事。
2004年9月、大阪フィルハーモニー交響楽団首席客演コンサートマスターに就任、2006年4月より首席コンサートマスターとなる。

PHOTO 飯島隆