福井麻衣(ふくい・まい)

平成26年度 音楽部門(ハープ)

【略歴】
大阪生まれ、スウェーデン育ち。
パリ国立高等音楽院ハープ科、室内楽科を経て同音楽院修士課程ハープ科を審査員満場一致の最優秀と審査員特別賞を受賞し、首席で卒業。

2001年大阪国際音楽コンクール中学部弦楽器部門優勝、併せて協賛賞を受賞。
02年日本ハープ・コンクール、アドバンス部門3位受賞。
05年パリ国際ハープ・コンクールにて日本人初の優勝。
翌年優勝受賞記念ヨーロッパ・コンサート・ツアーを行う。
07年アメリカ国際ハープ・コンクール入賞。
12年イスラエル国際ハープ・コンクールにて3位受賞、又現代曲の特別賞も併せて受賞。本選では、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団とハープ協奏曲を共演。

10年パリ・オペラ座の演目にハープ奏者として演奏。
11年小澤征爾指揮、サイトウ・キネン・オーケストラ、フランス国立ボルドー管弦楽団の公演に参加。
12年よりフランス・ガージレス・ハープ祭、草津音楽祭、ムジークフェスト奈良に招かれ演奏。室内楽奏者として、ヴァイオリンのジェラール・プーレ、澤亜樹、チェロの梁盛苑、辻本玲、フルートの小山裕幾らと共演。又フランスのアンサンブルBagatelle に属しロマン・デュマ指揮の下、積極的に室内楽活動に取り組んでいる。
これまでにニール・カバレッティ、小森康弘、金聖響の指揮でイスラエル・フィル、奈良フィル、日本センチュリーとソリストとして共演。
2014年東京、大阪にてリサイタルを行い、ファースト・アルバム“Bijoux de la Harpe”~「ハープの宝石箱」をリリースし、「レコード芸術」誌2014年8月号にて特選盤、又優秀録音に選ばれる。

松尾正代、吉野篤子、S.マクドナルド、G.ロレンティーニ、I.モレッティ、G.レタング各女史に師事。室内楽をM.モラゲス氏に師事。
12年度青山音楽賞新人賞受賞。
08年~09年ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。
現在パリ在住。フランス・アミアン地方音楽院にて非常勤講師。日本、ヨーロッパ各地にて演奏活動を行う。