市長
本日は、河川事務所不祥事案の調査結果と、河川事務所及び木津川事務所不祥事案にかかる職員に対する懲戒処分についてご報告いたします。
河川事務所事案につきましては、北山副市長を委員長とする環境局河川事務所不祥事案調査チームを設置いたしまして、全容解明に向けて徹底した調査を進めてまいりましたが、この度、調査結果をとりまとめたものです。河川事務所の27名もの多くの職員が、金品の私物化に関与していたことが判明したものでありますが、市民から信託を受けた職員が、ごみとして収集した物の中から、金品を物色し、私物化するという、極めて悪質な許されない行為であり、市民の皆様に深くお詫び申し上げます。
職員に対する懲戒処分といたしましては、まず、河川事務所事案については、金品を私物化した職員27名のうち、特に悪質と認められた6名を免職とし、他の職員も全て停職とするなど、厳格な処分を実施いたしました。
また、木津川事務所事案については、おつり等を受領した職員13名のうち、12名を停職10日とし、おつり以外にさい銭も私物化した職員1名を停職3月といたしました。
さらに、長年にわたる非行を放置した責任を重くとらえ、両事案において、管理監督責任を怠った職員25人に対し、厳しく処分をいたしました。
これにより、河川事務所不祥事案調査チームとしての今回の調査は一先ず終了いたしますけれども、これら明らかになった事実を踏まえまして、厳しい刑罰を求めるべく、本日、河川事務所の事案につきまして刑事告発いたしました。
なお、河川清掃業務については、業務を抜本的に見直して民間委託を進めることとしております。また、大阪府管理河川については、今後の業務のあり方につきまして大阪府と協議を進めております。
今後、市民の信頼回復に向けまして、環境局の事務所にかかる徹底した再発防止策を講じてまいりますとともに、全市を挙げて、引き続き不祥事の根絶に向けた取り組みに全力を尽くしたいと、こう思っております。本日、私からは以上でございます。