資料1−1 「新たな長居障害者スポーツセンター(仮称)整備基本計画(案)」に対するパブリック・コメントの実施結果について(概要版) ※ 音声読み上げ機能に配慮し、一部文字の変換を行っています。 ■ パブリック・コメントの実施結果 意見募集期間 令和5年12月28日(木)から令和6年1月29日(月)まで 意見受付総数 30通・71件 ■ ご意見の要旨と本市の考え方(概要) ◆ 「第1章 基本計画の策定に当たって」に関するご意見 9件 主な意見/本市の考え方 ○ 整備・運営の基本方針、施設の名称に関すること 3件 ・ 障害者が利用しやすい施設になることを願う ⇒ 「障害のある人がいつ一人で来ても、安心してスポーツや文化活動を楽しむ事ができる」を基本コンセプトの1つとして掲げ、ユニバーサルデザインの徹底追求とともに、共生社会の実現につながる施設をめざします。 ・ 早川徳次氏の貢献が分かるような名称を残して欲しい、ネーミングライツを導入してはどうか ⇒ 基本構想で示した考え方のとおり、施設の名称について、現時点では、「新たな長居障害者スポーツセンター(仮称)」とし、施設内において早川徳次氏のご遺徳を顕彰することと合わせて、名称の使用、ネーミングライツについても、今後整備を進める過程において検討します。 ○ 早川福祉会館との複合化に関すること 6件 ・ 複合化に至った理由や経過が不明、複合化するべきではない ⇒ 施設の親和性や複合化によるメリット等から様々な施設を検討し、基本構想において、早川福祉会館との複合化の考え方、方向性を示しています。 ・ 説明会の周知が不足している など ⇒ 説明会の実施に当たっては、本市ホームページに掲載するほか、長居・舞しま障害者スポーツセンターや早川福祉会館での掲示、早川福祉会館の利用団体等には個別に案内するなどの周知に努めました。 ◆ 「第2章 敷地条件の整理等」に関するご意見 2件 主な意見/本市の考え方 ○ 交通アクセスに関すること 2件 ・ 近鉄「針中野」駅から施設に通っているため、交通アクセスに追加すること ⇒ 基本計画本編第2章に近鉄南大阪線の最寄駅からの交通アクセスを追加しました。 ・ 複合化による移動の負担、両施設間における移動手段(送迎等)はどうなるのか ⇒ 早川福祉会館と長居障害者スポーツセンターは、同じ東住吉区内で、かつ同じ小学校区域であることなどから、両施設間での送迎等を行う予定はなく、公共交通機関をご利用いただきたいと考えています。 ◆ 「第3章 建築計画」に関するご意見 55件 主な意見/本市の考え方 ○ 施設・配置計画に関すること 7件 ・ Osaka Metro御堂筋線「長居」駅との直結、建物の出入口を近づけることはできないか など ⇒ 駅から地下階での直結や、建物の出入口を駅に近づけることの検討を行いましたが、安全面、管理面、費用面などで課題が多いことから、現時点では、実施する予定はありません。なお、公園入口から建物の出入口までの動線には、ひさしの設置を検討しています。 ○ 会議室に関すること 9件 ・ 会議室の部屋数や広さの確保、防音の対策をして欲しい など ⇒ 現在の会議室の利用状況や曜日・時間帯によって予約が取れないとの声に対応するため、部屋数は増やします。一方で、少人数での利用が多い実態に即して、全体の面積は同程度とし利用人数に応じて間仕切りにより可変できる仕様としたうえで、防音等の対策も講じます。 ○ 共用施設等に関すること 16件 ・ 民間活用スペースに食堂や物販コーナーを設置して欲しい ⇒ 飲食・物販等を含めて活用できるよう、民間事業者の有益な提案を積極的に受け入れます。 ・ 視覚障害者用誘導ブロック、異性介護への配慮、設備・備品等を充実して欲しい など ⇒ 建築計画の考え方に記載のとおり、様々な障害特性、介助する人など、誰もが安全で安心かつ快適に利用できる施設として、ユニバーサルデザインを追求し、細部にわたる設計については、今後利用者の意見等を伺いながら、整備を進める過程において検討します。 ○ 跡地等計画に関すること 7件 【現在の長居障害者スポーツセンターについて】 ・ 観客席付きのアリーナ、宿泊施設を整備してはどうか ⇒ 跡地については、緑地の整備を基本とし、具体的な内容は後年度に検討のうえ、公園・緑地等の跡地計画を作成します。なお、宿泊施設については、基本構想で示した考え方のとおり、  市場性、周辺地域に多数ある状況などに鑑み、跡地を含め、導入する予定はありません。 【現在の早川福祉会館について】 ・ 貸館機能を残して欲しい ・ 障害者だけでなく幅広い人の利用、公共施設やシェアオフィスとして活用してはどうか など ⇒ 将来的な周辺の公共施設の建替えなど、行政需要への対応として、当面の間は継続して保有することを基本とし、これまで果たしてきた役割のほか、いただいた意見等を踏まえつつ、用途転用による具体的な内容については、後年度に検討のうえ、施設の活用計画を作成します。 ○ その他 16件 ・ サブアリーナでバスケットボールができるようにして欲しい ⇒ 3対3で行われる「3on3」が可能な広さを確保しています。いただいた意見等を参考に、 バスケットボールゴールを設置するかについては今後整備を進める過程において検討します。 ・ デジタル技術を活用して容易に予約ができるようにして欲しい ⇒ 予約等のデジタル化による利便性の高い施設をめざすこととし、今後のデジタル技術の進展を踏まえつつ、どのような機能を付加していくかは、今後整備を進める過程において検討します。 ・ 福祉避難所として活用できるようにして欲しい など ⇒ 建物の構造や設備等において、必要な耐震安全性を確保したうえで、福祉避難所の指定については、要配慮者の受入体制を踏まえつつ、今後必要性について検討します。 ◆ 「第4章 事業計画」に関するご意見 ◆ 「第5章 運営計画」に関するご意見 5件 主な意見/本市の考え方 ○ 競争性の担保に関すること 1件 ・ 最近の物価高騰等に伴い、DB、PFI方式で発注した場合は、参加事業者の減少が懸念される ⇒ 令和6年度に実施予定のPFI導入可能性調査において、物価高騰等の影響を踏まえつつ、採算性、事業期間、官民のリスク分担、事業手法について詳細に調査・検討を行い、マーケットサウンディング(市場調査)、VFM評価を経て、最適な事業手法を決定できるようにします。 ○ 施設の使用許可等に関すること 4件 ・ 予約が取りにくい、1日利用できるようにして欲しい など ⇒ 多くの団体が予約、利用しやすい運営のほか、大会等での利用も想定され、全日の予約への対応について、今後検討します。 以上