ページの先頭です
メニューの終端です。

江口の君堂・寂光寺(えぐちのきみどう・じゃっこうじ)

2019年3月5日

ページ番号:26071

東淀川区南江口3丁目13-23
江口の君堂・寂光寺の写真

 そのむかし、仁安2年(1167年)の秋、歌人西行法師が天王寺へ参詣する途中、江口の里であいにくの時雨にあい、一軒の粗末な里家で雨宿りを乞うたのです。しかし、女家主の遊女妙(たえ)はその申し出を拒みました。そこで、西行が「世の中をいとふまでこそかたからめかりの宿りを惜しむきみかな」と歌を詠むと、「世をいとふ人としきけば仮の宿に心とむなと思ふばかりぞ」と見事に返歌しました。その即興の歌が縁となって後に妙は仏門に入り、余生を人びとの相談ごとにあてたそうです。
 妙(光相比丘尼:こうそうびくに)の亡き後、江口の人びとが、冥福を祈って建てたのが、江口の君堂だといわれています。
 光相比丘尼が普賢菩薩の化身だったということから、明治のころには子宝に恵まれるよう祈願に来られる方も多かったそうです。現在でも、境内には手入れのいきとどいた約40種類の樹木が繁り、そのひっそりとした佇まいは、都会の喧騒を忘れ、静かな心にさせられます。

(「広報ひがしよどがわ」平成13年6月号に掲載)

探している情報が見つからない