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報道発表資料 令和3年度の大気汚染状況についてお知らせします

2022年7月25日

ページ番号:570495

問合せ先:環境局 環境管理部 環境管理課(06-6615-7630)

令和4年7月25日 14時発表

 大阪市では、大気汚染状況を経年的に把握・評価し、環境施策に反映させるため、学校の屋上や道路沿道等に一般環境大気測定局(以下「一般局」という。)と自動車排出ガス測定局(以下「自排局」という。)を設置し、測定局ごとに大気汚染物質の項目を設定し常時監視を行っています。

 このたび、令和3年度の大気汚染状況の測定結果を取りまとめましたので、お知らせします。

 本市におきましては、引き続き環境基準等の全測定局達成・維持に向け、工場・事業場対策及び自動車排出ガス対策などの大気環境の保全と改善に係る各種施策を着実に推進し、快適な都市環境の確保に努めてまいります。

1. 環境基準等の達成状況

 令和3年度は、二酸化窒素、浮遊粒子状物質、微小粒子状物質、二酸化硫黄、一酸化炭素の5項目を測定した全ての測定局で基準を達成しましたが、光化学オキシダントは全ての測定局で達成に至りませんでした。

 また、二酸化窒素及び非メタン炭化水素については、別途、大阪市環境基本計画(令和元年12月策定)において本市独自の環境保全目標を掲げたところですが、令和3年度は一部又は全部の測定局で達成に至りませんでした。

 本市では、工場や自動車などの発生源対策に取り組んでいます。また、大気汚染物質は、発生源から直接排出されるもの以外に、大気中の化学反応を経て生成するものもあることから、国が進めている生成機構の解明や対策の検討にデータ提供を通じて協力しています。

(1) 測定を行っている全測定局で環境基準を達成した項目

 以下の5項目については、全測定局で達成しており、微小粒子状物質(PM2.5)については、測定開始した平成23年度以降初めて、その他4項目については、8年連続全測定局で達成しております。

  • 二酸化窒素(一般局:12局、自排局:11局)
    なお、より厳しい基準として定めた本市独自の環境保全目標については、一般局12局、自排局9局で達成しました。
  • 浮遊粒子状物質(一般局:13局、自排局:9局)
  • 微小粒子状物質(PM2.5)(一般局:7局、自排局:5局)
  • 二酸化硫黄(一般局:10局、自排局:2局)
  • 一酸化炭素(自排局:3局)
(2) 測定を行っている全測定局で環境基準を達成しなかった項目
  • 光化学オキシダント
    一般局(12局)、自排局(1局)全測定局で非達成
  • 非メタン炭化水素(環境保全目標)
    一般局(3局)、自排局(2局)全測定局で非達成

大気汚染物質濃度の経年変化

大気汚染物質毎に、昭和44年度から令和3年度までの濃度の経年変化グラフを示しています。
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大気汚染物質の環境基準達成状況(過去10年間)

大気汚染物質毎に、平成24年度から令和3年度までの過去10年間の環境基準達成状況を示しています。
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2. 大気汚染常時監視網の再構築

 本市では昭和40年代から常時監視網を整備して大気汚染状況の把握を実施していますが、以降50年が経過し、その間に市内の産業構造や道路交通事情も変化しています。

 市内全域の環境基準等の達成に向け、市域の大気汚染状況をより正確に把握するために、工場や自動車等の発生源データをもとに大気汚染物質の濃度分布予測を実施したうえで、高濃度と予測されたエリアに1局を追加、また、濃度分布や挙動が他の測定局と概ね同一と考えられ、かつ環境基準等を達成している3局を廃止することとし、現在、テレメータシステムの更新に合わせ、測定局の再配置に取り組んでいます。

大気汚染常時監視測定局配置図(令和3年度)

令和3年度における大気汚染常時監視測定局の配置図を示しています。
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各測定局における測定項目(令和3年度)

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2. その他

 大阪府域の状況については、大気汚染常時監視測定局測定結果」(大阪府ホームページ)別ウィンドウで開く をご覧ください。

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