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報道発表資料 大阪市立自然史博物館 第49回特別展「きのこ!キノコ!木の子! ~きのこから眺める自然と暮らし~」を開催します

2018年5月11日

ページ番号:433790

問合せ先:大阪市立自然史博物館(06-6697-6222)

平成30年5月11日 14時発表

同時資料提供:大阪科学・大学記者クラブ、大阪教育記者クラブ、南大阪記者クラブ、関西レジャー記者クラブ

 大阪市立自然史博物館では、平成30年7月21日(土曜日)から10月21日(日曜日)まで、特別展「きのこ!キノコ!木の子! ~きのこから眺める自然と暮らし~」を開催します。
 カラフルなきのこ、かわった形のきのこ、突然現れるきのこ、ちょっと怖い毒きのこ。「きのこ」は学校では教えてもらえない、不思議な生き物として多くの人々の興味を誘う存在です。また、モチーフとしても様々なグッズやデザインに用いられる愛される生き物でもあります。
 また、きのこは食文化の中にもしっかり根ざしてきました。かつて、蹴飛ばすほど取れたと言われ、今は絶滅危惧種とされるマツタケ。アカマツと共生するマツタケは、薪や草を刈っていた痩せた山によく生えたといいます。和食のうま味の重要な要素であるシイタケも、本来は暖地に生えるシイノキの枯れ木からはえる野生のきのこでした。これが明治に広がったクヌギの生産とともに各地で栽培されるようになりました。大阪の海岸の松林で取られた松露(ショウロ)、やはり松林の濕地(シメジ)。東北や信州で野生のきのこの食文化がなぜ豊かで、そしてなぜ失われつつあるのか。きのこからは、その向こうに地域の自然や暮らしが見えてきます。
 こうしたきのこを、フリーズドライ標本、精密な絵画、先人の研究などを通してじっくり学び、楽しみ、鑑賞できる特別展になります。きのこを通して、「里山」と呼ばれる身近に利用してきた山林の自然についても理解を深めることができるよう工夫をこらしています。

開催概要

1 名称

 特別展「きのこ!キノコ!木の子! ~きのこから眺める自然と暮らし~」

2 会期

 平成30年7月21日(土曜日)から10月21日(日曜日)まで

3 開館時間

 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

4 休館日

 月曜日(ただし月曜日が祝日の場合はその翌日)。なお、平成30年8月13日(月曜日)は開館

5 会場

 大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)

 〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23

 交通:Osaka Metro御堂筋線「長居」駅下車3号出口・東へ800メートル、JR阪和線「長居」駅下車東出口・東へ1キロメートル

6 観覧料

 大人500円、高校生・大学生 300円

  • 期間内特別展フリーパス 大人1,000円、高校生・大学生600円。
  • 本館(常設展)とのセット券は、大人700円、高校生・大学生400円。
  • 中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。本館(常設展)、長居植物園への入場は別途料金が必要です(セット券を除く)。

7 後援

 日本菌学会、日本きのこ学会、関西菌類談話会、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会

8 協力

 国立科学博物館、神奈川県立生命の星・地球博物館

9 展示構成

(1) 菌類フリーズドライ標本

 野外から良好な状態で採取してきた標本をマイナス40度で急速冷凍し、真空下で乾燥させることにより、細胞構造をこわさず、したがって変形や退色の少ない方法で作成した菌類の実物標本です。自然史博物館では約500点のフリーズドライ標本を制作しており、これらを展示します。リアルな標本からは、なんでその形なのか、と思わせるようなきのこの不思議な形態が伝わります。きのこと動植物が織りなす、複雑な生態系について解説します。

 詳しくは「10 主な展示および広報用資料写真・画像」の(1)から(6)までをご参照ください。

(2) 本郷次雄菌類図譜

 保育社原色日本新菌類図鑑の著者として、日本の現在のきのこ研究の基礎を作られた本郷次雄滋賀大学名誉教授の研究資料は平成19年に大阪市立自然史博物館に寄贈されました。実はこの図鑑の図版のほとんどは本郷教授が自分で作成した実物大の細密な水彩画です。図鑑に掲載されていない図版も含め、1,200枚を超える細密図から、期間中に入れ替えながら、展示していきます。

 詳しくは「10 主な展示および広報用資料写真・画像」の(7)から(9)までをご参照ください。

(3) 川村清一、南方熊楠、今関六也など日本の近代菌類研究者の図譜を一堂に展示

 本郷次雄氏の菌類図譜は一夜にして完成されたわけではなく、本草学の時代から、様々な日本の菌類研究者が築いてきた様式の流れの中にあります。国立科学博物館所蔵の川村清一図譜や南方熊楠図譜、神奈川県立生命の星・地球博物館所蔵の今関六也図譜などと、彼らが参考にした内外の菌類資料などをもとに、菌類を見つめ、描いてきた流れを紹介していきます。

(4) アマチュアによって拡がり、積み上げられた菌類の研究

 菌類の研究は職業研究者だけが積み上げてきたものではありません。青木実氏は「日本きのこ同好会」をたちあげ、膨大なきのこを記録して、資料を残し、日本きのこ図版をつくりました。また、吉見昭一氏は京都で小学校に勤めながらきのこの研究をすすめ、当時あまり取り組まれていなかった「腹菌類」といわれてきたグループについて研究を進めてきました。現在、彼らの業績は自然史博物館で整理を進め、現在の菌類学にも役立てるよう公開を準備しています。これらの資料について紹介します。

(5) きのこから見えてくる里山の自然

 なぜマツタケはこれほど人気なのか、九州にシイタケの産地が多いのはどうしてなんだろう、マイタケはなぜ北のイメージがあるのか・・きのこからは地域の自然や地域の暮らしが見えてきます。きのこから見える里山の営みについてもあわせて解説していきます。

(6) 今を生きるきのこ好きな人々

 きのこが好きできのこに夢中な人々はまだまだたくさんいます。そんな人と作品も紹介していきます。

 詳しくは「10 主な展示および広報用資料写真・画像」の(10)をご参照ください。

10 主な展示および広報用資料写真・画像(掲載の画像は広報目的でのみご利用いただけます)

(1) イボテングタケ

 松林には大型のテングタケが出ると言われ、イボテングタケとして区別されていたが、正式に学名がついたのは21世紀になってから。有名な毒きのこのテングタケの仲間でもまだまだわからないことは多い。

イボテングタケ
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(2) モエギアミアシイグチ

 足の見事な網の目と傘裏にあいた管孔を見ていただきたく、あえて逆さまにした。こうした柄の網の目は単に模様ではなく、胞子を食べにくる微小動物を撃退する毒液を含む毛などを伴っている場合が多い。

モエギアミアシイグチ
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(3) カエンタケ

 カエンタケはナラ枯れなどの後、枯れ木の周りに発生する事が多い。毒性はかなり強く小指の先ほどを食べるだけでも死の危険がある。また毒成分に皮膚刺激性があり、触らないほうがいいとされる唯一の毒キノコでもある。きのことしてはそこまでしても胞子を守っている、ということなのだろう。

カエンタケ
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(4) トガリアミガサタケ

 春を告げるキノコの一つ。アミガサタケ類はイタリア料理などのソースの大事なダシ。だから世界的にはよく取引されるキノコであるが、日本ではキノコ好きだけが知るキノコ。サクラやイチョウの下、コンクリブロックの周りなど割と身近なところに発生するがその生態は謎。

トガリアミガサタケ
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(5) スッポンタケ

 たまご状の幼菌を押し上げて出てきたのはすっぽんの頭のようなトンガリ頭のキノコ、というわけでスッポンタケの名がある。頭部についたカニ味噌のような部分は悪臭を放ち、ハエなどを呼び寄せる、不思議なきのこだ。

スッポンタケ
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(6) セミタケ

 セミの幼虫は羽化に出てきた時こそ鳥などに狙われやすいものの、地中では比較的敵の少ない生活をしている。しかし、例外的な敵がこのセミタケだ。セミタケが伸び始めるのは決まって終齢幼虫だが、それより前にどうやら感染しているらしい。

セミタケ
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(7) チャタマゴタケ

 以前は海外の種と同じだと考えられてきたが、当館も加わった共同研究により新種として整理された。本郷氏が資料を残していたことにより混乱を避けて研究を進めることができた。

チャタマゴタケ
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(8) タマゴダケ

 これも(7)チャタマゴダケと同様に、ヨーロッパの種と同一なのか、それとも極東ロシアのものと一致するのか、本郷標本を元に確認された。

タマゴダケ
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(9) 【左側】ムラサキフウセンタケ、【右側】ニセフウセンタケ

 【左側】採集者は関西菌類談話会会員。アマチュアの指導に熱心だった本郷氏の側面を感じる。【右側】光沢のある繊維状の傘表面を丁寧に描いている。

【左側】ムラサキフウセンタケ、【右側】ニセフウセンタケ
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(10) 小島秋彦氏の彫刻作品 photo by janny suzuki

 キノコを中心とした自然を題材にした彫刻で活動する小島秋彦氏による作品。
 (なお、この写真を使用する場合は必ず「photo by janny suzuki」とクレジットを入れてください。)

小島秋彦氏の彫刻作品 photo by janny suzuki
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11 ブロガーの皆様ご招待について

 特別展の広報に協力していただけるブロガーの方20名を、開幕前日の一般内覧会、または開幕2日間のいずれかに無料でご招待します。

(1) 期間
  • 一般内覧会:平成30年7月20日(金曜日)午後2時から午後4時30分まで(午後1時30分より受付開始)
  • 開幕2日間:平成30年7月21日(土曜日)と22日(日曜日) 午前9時30分から午後5時まで(入場は随時、最終入館は午後4時30分まで)
(2) 会場
 大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
(3) 参加いただける方

 以下の2つの条件を両方とも満たす方

  • ご自身でブログを開設されていること
  • ご自身のブログに特別展の紹介記事を必ずお書きいただけること
(4) 申込み

 電子メールに 「特別展ブロガー招待申込み」と明記、名前、居住地の都道府県名、電子メールアドレス、ブログタイトル、ブログURL を書いて、平成30年7月12日(木曜日)までに届くように自然史博物館 総務課あてにお申込みください。平成30年7月13日(金曜日)に抽選を行い、結果を申込者全員に電子メールにて返信します。当選者のみ参加方法等の詳細を合わせてお知らせいたします。

 申込先:大阪市立自然史博物館 総務課
 電話:06-6697-6221 電子メールアドレス:s-nyukansha@ocmo.jp

(5) その他
 当日参加はできません。必ず申込みをしてください。

12 プレス内覧会について

 プレス内覧会を、開幕前日の平成30年7月20日(金曜日)午後0時30分より、自然史博物館 本館 集会室および特別展会場で行います。
 お申込みの際は、下記のプレス内覧会取材申込書にて前日までにファックスでお申込みください。なお、一般内覧会も午後2時より引き続いて行います。広報用画像、読者・視聴者プレゼント用の招待券をご用意しています。広報用画像申込書、招待券申込書もファックスでお申込みください。

プレス内覧会取材申込書

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取材申請・招待券申込書

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広報用画像申込書

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13 取材について

 取材をご希望の場合は、事前に下記までご連絡ください。

 大阪市立自然史博物館

 電話:06-6697-6222 ファックス:06-6697-6225 ホームページ:http://www.mus-nh.city.osaka.jp/

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