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報道発表資料 大阪市立東洋陶磁美術館 特別展「文房四宝-清閑なる時を求めて」を開催します

2018年12月26日

ページ番号:454799

問合せ先:大阪市立東洋陶磁美術館(06-6223-0055)

平成30年12月26日 14時発表

 大阪市立東洋陶磁美術館では、平成31年(2019年)4月6日(土曜日)から6月30日(日曜日)まで、特別展「文房四宝(ぶんぼうしほう)-清閑なる時を求めて」を開催します。
 本展では、日本有数の文房具コレクションを中心に、中国の文人を魅了し続けた文房四宝の世界を、中国は明時代から清時代の文房具約150点をもって紹介します。
 また、展覧会の開催にあたり、4月5日(金曜日)午後3時から午後5時まで、プレスプレビューを実施します。

開催概要

 文人(ぶんじん)は皇帝も含めた高級官僚であることを基本とし、知性をもって政治を行う教養と仁徳を兼ね備えた人々を指しました。文人は、書・文学・音楽・芸術のみならず、治山治水にも秀でていなくてはなりませんでした。これら多岐にわたる知識体験を得るため「万巻の書を読み、万里の道を旅する」ことが必要とされました。文房は、唐時代に読書の部屋、書斎を指すようになり、これら文人の修練の場でもあったのです。この文房に備えられた大切な道具として挙げられるのが、筆・墨・硯・紙の「文房四宝」です。そのほかにも文房具には、印材・筆架・筆筒・水滴・玉など様々な道具があり、これらは文房の主人の知性の高さを示し、研ぎ澄まされた美意識によって、選び抜かれたものでした。
 文房とは文人たちの日々の修練の場でありましたが、煩雑な政治の世界から離れて、一人心静まるわずかな安らぎの場でもあり、そこには先人たちによって作り上げられてきた、俗界から離れた清閑なる時が流れていました。そのひと時を求めて、文人たちは座右に選び抜いた文房具を集めたのです。これらの品々は、現代の私たちをも清閑な時へと誘うものといえましょう。

開催要項

1 名称

 特別展「文房四宝-清閑なる時を求めて」

2 開催期間

 平成31年(2019年)4月6日(土曜日)から6月30日(日曜日)まで

3 会場

 大阪市立東洋陶磁美術館

 大阪市北区中之島1-1-26(大阪市中央公会堂東側)

 京阪中之島線「なにわ橋」駅下車すぐ。Osaka Metro御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」、Osaka Metro堺筋線・京阪本線「北浜」各駅から約400メートル。

4 休館日

 月曜日(ただし平成31年(2019年)4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火曜日)

5 開館時間

 午前9時30分から午後5時まで(入館は閉館の30分前まで)

6 観覧料

 一般1,200円(20名以上の団体料金は1,000円)、高校生・大学生700円(20名以上の団体料金は600円)。なお、中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(証明書等提示)。

7 主催

 大阪市立東洋陶磁美術館、NHKプラネット近畿、毎日新聞社

8 展示件数

 約150件

9 主な作品
(1) 堆朱 具利文 筆(ついしゅ ぐりもん ひつ)

 やや太めの筆に、朱・黄・黒の三色の堆朱に具利文を表しています。具利文は筆帽(ひつぼう)と筆菅(ひつかん)に同じパターンを繰り返していますが、筆菅の下方は伸びやかな変化となっています。筆菅中央に少しくぼみをもたせ、手中に納まりやすくなっており、彫りの深い力強い表現に元時代の雰囲気を残した筆です。

堆朱 具利文 筆
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堆朱 具利文 筆
明時代初期
総長:25.2センチメートル

(2) 魚符 墨(ぎょふ ぼく) 「方于魯(ほううろ)造」銘

 魚符は割符(わりふ)の一種で、その意匠で作られた墨です。両面がぴったりと重なるように作られ、所々に彩色の跡が残り、写実的な表現と漆のような質感によって、堂々たる存在感があります。背びれと内面に、作者名と「中有素書(中に素書あり)」、「上有加餐飯(上に餐飯を加えよとあり)」、「下有長相憶(下に長く相憶うとあり)」の3句が見られ、この句は、戦地に夫を送った妻を詠った漢時代の詩「飲馬長城窟行(馬を長城のいわやにみずかう行)」の一節です。方于魯は明時代を代表する墨匠で、著名な墨譜の『方氏墨譜』(1588年)を遺しています。

魚符 墨 「方于魯造」銘
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魚符 墨 「方于魯造」銘
明時代末期
最大幅3.5センチメートル 最大長7.9センチメートル

(3) 竹節 硯(ちくせつ けん)

 石の形を生かした半筒形の硯です。竹の切り口の繊維や芽や節の作りは、精緻に富んでいます。墨池(ぼくち)と墨堂(ぼくどう)に、魚脳凍(ぎょのうとう)と呼ばれる白い斑文がみられ、しっとりとした端渓(たんけい)の特徴ある作となっています。裏には清時代の文人呉楚奇(ごそき)を始め4人の銘が刻されています。

竹節 硯
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竹節 硯
清時代初期 端渓
縦17.7センチメートル 横7.6センチメートル 厚み2.7センチメートル

10 同時開催

 このたびの特別展の開催に合わせて、下記の館蔵品の展示を行います。

  • [特集展]「朝鮮時代の水滴」
     開催期間:平成31年(2019年)4月6日(土曜日)から6月30日(日曜日)まで
  • [平常展]安宅コレクション中国陶磁、安宅コレクション・李秉昌コレクション韓国陶磁、沖正一郎コレクション鼻煙壺
     開催期間:平成31年(2019年)4月6日(土曜日)から6月30日(日曜日)まで
11 プレスプレビュー
(1) 日時

 平成31年(2019年)4月5日(金曜日) 午後3時から午後5時まで

(2) 場所

 大阪市立東洋陶磁美術館 
 (大阪市北区中之島1-1-26) (大阪市中央公会堂東側)
 京阪中之島線「なにわ橋」駅下車すぐ、Osaka Metro御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」、Osaka Metro堺筋線・京阪本線「北浜」各駅から約400メートル。

(3) 参加申込書

  本展のプレスプレビューへ参加される方は、下記の「参加申込書」該当箇所へご記入のうえ、当館学芸課にファックスにて平成31年4月4日(木曜日)までにご送信ください。また、掲載媒体を1部お送りくださいますよう、お願いいたします。

プレスプレビュー参加申込書

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12 取材について

 取材をご希望の方は下記までご連絡ください。

 大阪市立東洋陶磁美術館

 電話:06-6223-0055 ファックス:06-6223-0057 ホームページ:http://www.moco.or.jp別ウィンドウで開く

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