報道発表資料 「工場や物流センターの自動化を促進する自動搬送ロボットの実証実験」を支援します
2022年7月22日
ページ番号:571971
問合せ先:経済戦略局産業振興部イノベーション課(06-6615-3723)
令和4年7月22日 14時発表
同時資料提供:大阪経済記者クラブ、大阪科学・大学記者クラブ
大阪市は、成長産業の振興等を図るため、民間事業者等による先端技術を活用した実証実験を支援しています。
この度、IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDOR(アイドル)エクスペリメンテーション」として、株式会社ディジタルメディアプロフェッショナルによる「工場や物流センターの自動化を促進する自動搬送ロボットの実証実験」を、令和4年7月25日(月曜日)から令和4年9月27日(火曜日)まで支援します。
製造や物流の現場では、人手不足の課題解決として、AIやロボットを活用した取組が加速しています。そうした取組のなかでも、本実証実験は工場などで人の代わりにモノをつかんで運ぶなどの作業を担う自動搬送ロボットをテーマに、それらの作業を制御するソフトウェアの機能検証を目的として実施します。
具体的には、同社が開発する自動・自律運転向けのソフトウェアを移動型ピッキングロボットに組み込み、自動走行などの機能検証を行います。
本ソフトウェアの特徴は、様々なロボットに容易に組み込むことが可能な点となります。今後、同社では実証実験を通して得た結果をもとに、自動走行システムの技術を確立させ、ロボットメーカーなどへの販売をめざしています。
また、「AIDORエクスペリメンテーション」では、「未来社会の実験場」をコンセプトとする令和7年の大阪・関西万博に向けて、実証実験支援の取組を積み重ね、大阪における新たなビジネス創出に取り組んでおり、今後も引き続き、全国から実証実験を募集します。
概要
実施名称
自動搬送ロボットを用いた屋内・屋外環境での移動制御および自己位置推定に関する検証
実施主体
株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル(代表取締役社長:大澤 剛)
所在地:東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス16階
組込機器向けGPU IPコア(注1)や関連ソフトウェアのライセンス、ならびに自社製SoC(注2)事業を展開しています。そこで培ったノウハウを活かして、AIプラットフォーム「ZIAシリーズ」を提供します。
詳しくは、「株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル」ホームページをご覧ください。
(注1)GPUとは、画像や映像の膨大なデータを瞬時に処理する装置のことです。IPコアとは、LSI(大規模集積回路)を構成するための部分的な回路情報のことです。
(注2)SoCとは、一つの半導体チップ上のシステム動作に必要な機能を組み込んだチップのことです。
実施内容
アジア太平洋トレードセンター(ATC)の公共空間や屋外スペースにおいて、同社が開発している自動・自律運転向けソフトウェア「ZIA MOVE」を組み込んだ移動型ピッキングロボットの自動走行実験を実施します。アジア太平洋トレードセンター(ATC)館内の環境の異なる複数の場所をフィールドに、同ロボットを自動で走行させます。その際、様々な環境で自己位置を正しく取得できるかを確認するとともに、事前に読み込ませた地図を元に自己位置を推定するアルゴリズム(ソフトウェアの処理手順)の検証などを行います。
検証項目
- 自己位置推定実験
- 自動走行実験
実施期間
令和4年7月25日(月曜日)から令和4年9月27日(火曜日)まで
実施場所
問合せ先
ソフト産業プラザTEQS(公益財団法人大阪産業局)
担当 下地、藤井 電話 06-6615-1000
(参考)IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDORエクスペリメンテーション」
詳しくは、「AIDORエクスペリメンテーション
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