ページの先頭です

報道発表資料 結核にかかる集団感染事例について

2019年7月22日

ページ番号:475901

問合せ先:大阪市保健所 感染症対策課(06‐6647‐0950)

令和元年7月22日 14時発表

同時資料提供:名古屋市政記者クラブ

 大阪市では、平成31年3月に大阪市西区事業所関係者である50代男性が結核と診断されたため、接触者健診を実施したところ、これまでに、その接触者の中から結核感染者23名が確認されました。そのため、「結核集団感染事例」にあたると判断しましたので、お知らせします。

 結核は全国的に減少傾向にあり、市内においても減少していますが、依然として880名(注)の方が新たに結核を発病しています。

 2週間以上咳やたんが続くなど、結核が疑われる症状があれば、早期に医療機関で受診してください。

(注)平成29年 大阪市内の結核発病者数

経過

  • 初発患者(最初に発生届が出された患者)は、名古屋市保健所管内居住の50代男性、大阪市西区の事業所関係者。平成31年1月中旬より咳・たんなど呼吸器症状とその他症状が出現し、平成31年3月25日に結核専門病院を受診し、結核発生届が提出されました。
  • 名古屋市保健所より依頼を受け、大阪市保健所では、平成31年4月16日に疫学調査を開始しました。平成31年4月23日から接触者健診を実施した結果、令和元年7月までに結核感染者23名を確認しました。
令和元年7月22日時点の発病者・感染者の状況

区分

全対象者数

受診者数

受診結果

発病者

感染者

結果待ち

異常なし

事業所関係者

63

63

0

23

3

37

家族(名古屋市)

2

2

0

0

0

2

合計

65

65

0

23

3

39

感染者 20代2名、30代1名、40代5名、50代13名、60代2名

治療状況等

  • 初発患者は、結核専門病院にて入院治療中です。
  • 感染者23名のうち、18名は予防的に服薬治療を開始し、3名は今後治療開始予定です。1名は精密検査中です。また、1名は発病の早期発見のため、定期的に胸部X線検査などを実施し、経過観察を行っていきます。
  • 今回の接触者健診で異常なしの方についても、今後、定期的に接触者健診を実施し、経過観察を行っていきます。

参考

結核集団感染の定義

(厚生労働省結核感染症課長通知 平成19年3月29日付健感第0329002号)

  • 同一の感染源が、2家族以上にまたがり、20人以上に結核を感染させた場合を言う。
  • ただし、発病者1人は6人が感染したものとして感染者数を計算する。
  • 定義に該当した場合は、厚生労働省に報告することになっている。
感染と発病

(感染) 

  • 結核菌を吸い込んでも身体の免疫により、体内に結核菌が閉じ込められた状態をいう。

(発病)

  • 感染後、身体が弱った時などの身体の免疫力の低下、抵抗力の低下により、結核菌が活動を始めること。
  • 感染しても全員が発病するわけではなく、発病するのは10人に1~2人程度と言われている。
  • 発病する人のうちの60~80パーセントは感染後5~6か月から2年ぐらいの間に発病すると言われている。
  • 不規則な生活や糖尿病、過労やストレス、また不十分な食事で栄養が不足すると発病しやすくなる。
  • 結核の症状は、咳、たん、微熱、時には食欲低下や体重減少などがある。

探している情報が見つからない