ページの先頭です

報道発表資料 結核にかかる集団感染事例について

2021年4月22日

ページ番号:532910

問合せ先:大阪市保健所 感染症対策課(06‐6647‐0950)

令和3年4月22日 14時発表

 大阪市では、令和2年11月に大阪市内の専修学校の関係者である40代男性が結核と診断され、その接触者の中から結核発病者3人と結核感染者6人が確認されました。そのため、国の「結核集団感染の定義」にあたりますので、お知らせします。

 結核は全国的に減少傾向にあり、市内においても減少していますが、依然として701人(注)の方が新たに結核を発病しています。

 2週間以上咳やたんが続くなど、結核が疑われる症状があれば、早期に医療機関を受診してください。

 また、定期健康診断で精密検査が必要となった人は、速やかに医療機関を受診してください。

(注)令和元年 大阪市内の結核発病者数

経過

  • 初発患者(最初に発生届が出された患者)は、堺市保健所管内居住の40代男性、大阪市内の専修学校関係者。数年前より定期健康診断において胸部エックス線検査で精密検査が必要となっていましたが、精密検査を受診していませんでした。令和2年9月の定期健康診断においても胸部エックス線検査にて精密検査が必要となり、その後医療機関を受診し、令和2年11月13日(金曜日)に結核発生届が提出されました。
  • 同専修学校関係者で令和2年6月の定期健康診断において異常がなかった1人について、その後咳症状があり医療機関を受診し、令和2年11月に結核発生届が提出されました。
  • 管轄保健所より依頼を受け、大阪市保健所では、令和2年12月17日(木曜日)に疫学調査を開始しました。その経過の中で同専修学校関係者であらたに1人の結核発病者を確認しました。
  • 接触者健診が必要と判断した87人に対して、令和3年1月21日(木曜日)から健診を実施し、令和3年4月21日(水曜日)までに結核発病者1人、結核感染者2人を確認しました。
  • 初発患者の家族においても、結核感染者4人を確認しました。
令和3年4月21日時点の発病者・感染者の状況(初発患者を除く)
  対象者数    発病者    感染者   異常なし
  専修学校関係者893284
    家族(堺市)4040
        合    計933684

発病者 20代 3人                        

感染者 10歳未満 2人、10代 1人、20代 2人、30代 1人 

治療状況等

  • 初発患者は、結核専門病院にて入院治療を行い、退院後通院治療中。
  • 発病者3人は、結核専門病院にて内服治療を開始しています。感染者6人は、予防的に内服治療を開始しています。

参考

結核集団感染の定義

(厚生労働省結核感染症課長通知 平成19年3月29日付健感第0329002号)

  • 同一の感染源が、2家族以上にまたがり、20人以上に結核を感染させた場合を言う。
  • ただし、発病者1人は6人が感染したものとして感染者数を計算する。
  • 定義に該当した場合は、厚生労働省に報告することになっている。
感染と発病

(感染) 

  • 結核菌を吸い込んでも身体の免疫により、体内に結核菌が閉じ込められた状態をいう。

(発病)

  • 感染後、身体が弱った時などの身体の免疫力の低下、抵抗力の低下により、結核菌が活動を始めること。
  • 感染しても全員が発病するわけではなく、発病するのは10人に1~2人程度と言われている。
  • 発病する人のうちの60~80パーセントは感染後5~6か月から2年ぐらいの間に発病すると言われている。
  • 不規則な生活や糖尿病、過労やストレス、また不十分な食事で栄養が不足すると発病しやすくなる。
  • 結核の症状は、咳、たん、微熱、時には食欲低下や体重減少などがある。

探している情報が見つからない