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報道発表資料 浪速公園における土壌調査結果について

2022年10月19日

ページ番号:582515

問合せ先:建設局 公園緑化部 公園課(06-6469-3840)

令和4年10月19日 14時発表

  大阪市では、浪速公園(大阪市浪速区塩草1)において、公園内の改修工事に先立ち、土壌調査(任意による自主調査)を実施した結果、当該用地の一部に土壌汚染対策法に定める指定基準値を超過している区画があることが判明しましたのでお知らせします。

 本調査結果判明後ただちに、当該地は、ロープによる立入禁止措置を講じるとともに、土壌飛散防止のためシートで覆っています。また、周辺地域で地下水の飲用利用は確認されておりません。こうしたことから、土の直接摂取等により周辺住民の方々の健康に影響を及ぼす可能性はないと考えております。

 今後、施工する浪速公園改修工事において土壌入れ替えの対策を講じる予定です。

1.調査の概要

(1)調査地
(2)調査期間
令和4年9月5日(月曜日)から令和4年10月17日(月曜日)まで
(3)調査方法

「土壌汚染対策法」、「大阪府生活環境の保全等に関する条例」に準拠した任意の自主調査(表土調査のみ実施)

(4)調査項目
  • 土壌含有量調査 第2種特定有害物質(4種類)
  • 土壌溶出量調査 第2種特定有害物質(4種類)

2.当該区画の調査結果

土壌含有・溶出量の基準値を超過した区画

調査地の一部区画(図2参照)

(1)土壌含有量調査
土壌溶出量の基準値を超過した区画がありました。(表1参照)
土壌含有量の基準値を超過した物質の最大値

物質の種類

区画 

最大濃度 

基準値 

鉛及びその化合物

A2-1、A2-7、A3-7、

B2-3、B2-5、B2-6、B2-7

810

ミリグラム/キログラム 

150

ミリグラム/キログラム

(2)土壌溶出量調査
土壌溶出量の基準値を超過した区画がありました。(表1参照)
土壌溶出量の基準値を超過した物質の最大値

 物質の種類

区画 

最大濃度 

基準値 

 鉛及びその化合物

A2-1、A3-7、

B2-3

0.12

ミリグラム/リットル

0.01

ミリグラム/リットル

 砒素及びその化合物

A2-4、A2-7、

B2-3、B2-5、B2-6、B2-7

0.017

ミリグラム/リットル

0.01

ミリグラム/リットル

ふっ素及びその化合物

A2-1、A2-4、A2-7、

B2-5

1.2

ミリグラム/リットル

0.8

ミリグラム/リットル

3.周辺住民の健康への影響について

 当該地は、ロープによる立入禁止措置を講じるとともに、土壌飛散防止のためシートで覆っています。また、周辺地域で地下水の飲用利用は確認されておりません。こうしたことから、土の直接摂取等により周辺住民の方々の健康に影響を及ぼす可能性はないと考えております。

4.今後の対応

 令和4年度の浪速公園改修工事の際に、土壌入れ替えの対策を講じる予定です。 

参考

第2種特定有害物質(重金属類9種類)

カドミウム及びその化合物、六価クロム化合物、シアン化合物、水銀及びその化合物、セレン及びその化合物、鉛及びその化合物、砒素(ひそ)及びその化合物、ふっ素及びその化合物、ほう素及びその化合物

土壌含有量調査とは

 地中や地面に存在する重金属等が、子どもの土遊び等により誤って土が口に入ることなどにより健康に悪影響を及ぼすおそれが考えられます。土壌含有量調査は、汚染土壌の直接摂取による健康被害を防ぐために行うものであり、この調査の対象となる物質には基準値が設定されています。基準値は「基本的には、1日あたり大人100ミリグラム、子ども200ミリグラムの土壌を、一生涯(70年)にわたって摂食し続けても健康影響が現れない含有量」に設定されています。

土壌溶出量調査とは

 地中に存在する揮発性有機化合物や重金属等が、地下水に溶け込み、この地下水を飲んだ場合、健康に悪影響を及ぼす恐れが考えられます。土壌溶出量調査は、このような地下水経由の健康被害を防ぐために行うものであり、この調査の対象となる物質には基準値が設定されています。基準値は、「土壌に含まれる有害物質が地下水に溶出し、その地下水を1日あたり2リットル、一生涯(70年)にわたって飲み続けても健康影響が現れない濃度」に設定されています。

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