報道発表資料 第三者委員会の調査報告書を受けた対応について
2022年7月29日
ページ番号:573063
問合せ先:教育委員会事務局 指導部 初等・中学校教育担当(06-6208-9180)
令和4年7月29日 14時発表
令和4年4月27日(水曜日)に手交された第三者委員会の調査報告書(令和4年4月27日報道発表済み)における指摘事項を踏まえた検証の結果、教育委員会における対応を取りまとめましたので報告いたします。
教育委員会として今回の調査報告書の内容を重く受けとめ、いただいた様々な提言を受け二度とこのような事態が生じないよう、早急に改善に取り組んでまいります。1 経過等
令和元年9月、当時小学5年生の児童が自宅マンションから飛び降りて死亡する事案が発生しました。
当該児童が残したメモに、いじめを受けたと疑われる内容が記載されていたことを踏まえ、同年9月にいじめ重大事態として市長に報告しました。
市長が令和2年12月に第三者委員会に諮問し、新たな部会が設置され、部会の開催と調査を行い、令和4年4月に調査報告書が提出されました。2 教育委員会への提言(要約)
第三者委員会からの教育委員会への提言(要約)は次のとおりです。
ア 「大阪市いじめ対策基本方針」に沿った形で、各校において「学校いじめ防止基本指針」の策定がなされているか、「大阪市いじめ対策基本方針」に即したものであるか、各校が「学校いじめ防止基本指針」に定められた制度や活動を実施しているかの点検
イ 各校において「大阪市いじめ対策基本方針」に従ったいじめ対策組織が構成され、活動しているかについての調査・点検
ウ いじめ対策の実施にあたって、法及び「大阪市いじめ対策基本方針」の趣旨、特にいじめの定義が理解されるように、管理職及びいじめ対策組織の担当教員に対する周知・研修の実施
エ 児童生徒の悩みに対し、各校が専門家の援助が得られるような仕組みの構築、また、学力経年調査等に付随するアンケート記述を見落とさず、その原因を探っていくこと
オ 各校に対し、「自殺の背景調査の指針」に基づく調査の必要性を周知
カ 大阪市教育委員会内に、いじめ及び自殺に専従する指導主事を作ることについての検討
3 教育委員会の対応
提言ア・イへの対応
各教育ブロック担当指導主事が点検・指導
【主な内容】
- 各校の「学校いじめ防止基本方針」が「大阪市いじめ対策基本方針」に沿った形で運用されているか点検
- いじめ対策組織の構成及びその運用について実態を把握
提言ウ・エへの対応
全教職員を対象に「e-ラーニング研修」を実施し、いじめ対応に係る「振り返りチェックシート」により理解度を確認
【主な内容】
- 「大阪市いじめ対策基本方針」の徹底
- いじめの定義
- いじめの認知
- いじめ解消の定義
- 「心の天気」や「相談申告機能」等における様々なサインを見落とさず、教育相談等において活用するよう周知
提言エへの対応
提言オへの対応
- 自殺予防研修における「自殺の背景調査の指針(文部科学省)」の周知
- 「自殺の背景調査」実施時における新たな仕組みの検討
提言カへの対応
4 関係教職員の処分
令和4年7月29日(金曜日)、関係職員へ次のとおり処分を行いました。なお、いずれも令和元年当時の所属および役職です。
当該小学校(教員1)
(1)被処分者
(2)処分内容
(3)処分事由概要
当該小学校(教員2)
(1)被処分者
学級担任
(2)処分内容
(3)処分事由概要
教育委員会事務局
(1)被処分者
(2)処分内容
(3)処分事由概要
5 問合せ先
上記各項目への問合せ先は次のとおりです。
- 上記1に関して
指導部 初等・中学校教育担当 電話 06-6208-9180 - 上記2~3に関して
指導部 教育活動支援担当 電話 06-6208-9343 - 上記4に関して
教務部 教職員人事担当 電話 06-6208-9059
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