ページの先頭です

報道発表資料 塚本小学校敷地における土壌調査の結果について

2022年9月30日

ページ番号:580180

問合せ先:教育委員会事務局 総務部 施設整備課(06-6208-9090)

令和4年9月30日 14時発表

 大阪市教育委員会事務局では、塚本小学校の体育館改築工事に先立ち土壌調査を実施し、その結果を取りまとめましたのでお知らせします。

1 調査概要

 本調査は、調査対象地において、周辺情報から「自然由来汚染のおそれ」が確認されているため、土壌汚染の有無を把握するための自主調査として実施したものであり、「土壌汚染対策法」及び「大阪府生活環境の保全等に関する条例」等に準じた方法で行いました。

(1)調査場所

大阪市淀川区塚本3丁目11番(地番)

大阪市淀川区塚本3丁目5番6号(住居表示)

(2)調査面積
約900平方メートル
(3)調査期間
令和4年6月21日(火曜日)~令和4年7月1日(金曜日)
(4)調査方法
「土壌汚染対策法」及び「大阪府生活環境の保全等に関する条例」等に準じた自主調査
(5)調査項目

第二種特定有害物質

  • 鉛及びその化合物
  • ひ素及びその化合物
  • ふっ素及びその化合物
  • ほう素及びその化合物

2 調査結果

 溶出量試験において、基準値を超える「鉛及びその化合物」「ひ素及びその化合物」「ふっ素及びその化合物」が検出されました。「ほう素及びその化合物」については基準値を下回っていました。

 含有量試験において、基準値を超える有害物質は検出されませんでした。
溶出量基準の超過
項目 溶出量基準値(1リットル当たり) 調査深度検出最大値(1リットル当たり)
 鉛及びその化合物 0.01ミリグラム以下 GL-5.0メートル~10.0メートル 0.041ミリグラム
 ひ素及びその化合物 0.01ミリグラム以下 GL-5.0メートル~10.0メートル 0.077ミリグラム
 ふっ素及びその化合物 0.8ミリグラム以下 GL-5.0メートル~10.0メートル 1.4ミリグラム

3 汚染原因

 土地の履歴調査において、土壌汚染対策法で定められた特定有害物質の使用履歴は認められませんでした。

 従って、汚染原因の特定はできていませんが、鉛、ひ素及びふっ素は自然界にも存在する物質であることから自然由来ではないかと思われます。

4 工事中の対策

 掘削した土については、土壌汚染対策法に基づき適切に処分地への搬出を行います。また、掘削跡は良質土により埋め戻しをいたします。

5 周辺住民の健康への影響

 基準値を超える物質は地下7メートル以深にあり、周辺地域で地下水の水位は地下1~2メートル程度であるため、周辺住民の方々への健康への影響はないものと考えております。

6 参考

 土壌汚染があっても、すぐに私たちの健康に悪い影響があるわけではありません。土壌汚染対策法では、土壌汚染による健康リスクを以下の2つの場合に分けて考えています。(パンフレット「土壌汚染対策法のしくみ」(環境省・(公財)日本環境協会)別ウィンドウで開く参照)

(1)地下水等経由の摂取リスク

土壌に含まれる有害物質が地下水に溶け出して、その有害物質を含んだ地下水を口にすることによるリスク

(2)直接摂取リスク

土壌に含まれる有害物質を口や肌などから直接摂取することによるリスク

資料(調査場所位置図及び調査対象地範囲)

Adobe Acrobat Reader DCのダウンロード(無償)別ウィンドウで開く
PDFファイルを閲覧できない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Acrobat Reader DC をダウンロード(無償)してください。

探している情報が見つからない