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報道発表資料 30か月齢超の牛の側頭筋(こめかみ肉)の流通について

2019年11月29日

ページ番号:487109

問合せ先:中央卸売市場南港市場(06-6675ー2003) 健康局健康推進部生活衛生課(06-6208-9996)

令和元年11月29日 0時30分発表

 大阪市中央卸売市場南港市場において、本来流通してはならない生後30か月齢超の牛4頭の側頭筋(こめかみ肉)が流通していたことが判明しました。
 このような事案を発生させ、市民の皆様に大きな不安を与え信頼を損なうことになりましたことを深くお詫び申し上げますとともに、今回の事態を厳粛に受け止め、今後このようなことがないよう再発防止に取り組んでまいります。
 なお、今回流通した側頭筋(こめかみ肉)による健康への影響は極めて低いものと考えます。

1 事案経過

 令和元年11月20日(水曜日)に、10月にと畜検査を行った牛の一覧を食肉衛生検査所(健康局所管)において確認していたところ、10月2日及び31日に生後30か月齢を超過している牛3頭(日本産)が、生後30か月齢以下として扱われていた可能性があることについて気づきました。詳細な確認を行ったところ、牛海綿状脳症(BSE)に係る特定部位として区分して管理すべき側頭筋(こめかみ肉)を、食用可能な生後30か月齢以下の牛の当該部位と区分して管理できていなかったことから、当該部位が流通したことが判明しました。
 食肉衛生検査所において同様の案件がないのか確認したところ、平成30年10月3日(水曜日)にと畜解体された生後30か月齢を超過している牛1頭(日本産)についても流通したことが判明しました。
当該牛4頭の検査日及び月齢
平成30年10月3日(水曜日)検査:35.0か月齢1頭
令和元年10月2日(水曜日)検査:30.9か月齢1頭、33.5か月齢1頭
令和元年10月31日(木曜日)検査:30.1か月齢1頭
流通量
1頭あたり100グラム程度、4頭で合わせて400グラム程度

2 発生原因

 と畜場法第6条により、と畜場設置者(大阪市)は、生後30か月齢を超過している牛の頭部について、牛海綿状脳症(BSE)に係る特定部位として分別管理し、牛海綿状脳症対策特別措置法第7条第2項により適切に処理しなければなりません。
 また、厚生労働省による「特定危険部位の管理及び牛海綿状脳症検査に係る分別管理等のガイドライン」に基づき、食肉衛生検査所は、南港市場の行う分別管理と特定部位の処理を確認しなければなりません。
 本市においては、卸売業者から生後30か月齢を超過している牛について、と畜解体前に報告を行うよう手順書で規定しています。しかしながら、当該4頭については、卸売業者から30か月齢超であるとの報告が無かったため、本市では分別管理及び廃棄すべき個体であるとの認識ができなかったことが原因です。

3 健康への影響

 30か月齢超の牛の側頭筋(こめかみ肉)の喫食量とリスクの相関に関するデータはありませんが、次の理由により、当該牛が感染していた可能性はないと考えており、今回流通した側頭筋(こめかみ肉)による健康への影響は極めて低いものと考えます。
 ・輸入規制、飼料規制により日本においてBSEプリオン(注1)が侵入、増幅するリスクは極めて低くなっており、日本で2002年2月以降に生まれた牛ではBSE感染牛は確認されていません。
 ・今回流通した側頭筋(こめかみ肉)が35.0か月齢、33.5か月齢、30.9か月齢、30.1か月齢の牛のものであり、30か月齢に近く、月齢が大幅に超えた場合と比べリスクが低くなっています。
 ・BSE感染には牛と人では種間バリア(注2)があり、人のBSEプリオンに対する感受性は低く、今回の流通量での感染リスクは極めて低くなっています。


(注1)BSEプリオン:牛海綿状脳症(BSE)の原因となる感染性を有するたんぱく質様の病原体。
(注2)種間バリア:病原体が動物の種を超えて伝達される際の障壁のこと。BSEプリオンに対しては、人は牛に比べて感染し難い。

牛の側頭筋(こめかみ肉)
牛のこめかみ肉

牛の側頭筋(こめかみ肉)

(注)健康への影響のお問合せは健康局生活衛生課にお願いします。

4 側頭筋の流通先調査結果

 今回の件が判明し、速やかに当該こめかみ肉を購入した南港市場内の業者に対し確認を行ったところ、いずれの肉についてもすでに消費されているとのことです。

(注)側頭筋の流通先調査結果のお問合せは健康局生活衛生課にお願いします。

5 再発防止策

 今後、卸売業者から、と畜解体前の月齢報告を確実にさせ、内容の確認を厳密にするとともに出荷前に月齢を再確認することにより再発防止に努めます。

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