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報道発表資料 北区ビル火災を踏まえた避難対策強化事業(セルフ・レスキュー・コーチング)の実施について

2022年10月6日

ページ番号:580824

問合せ先:消防局 企画部企画課(広報)(06-4393-6057)

令和4年10月6日 14時発表

 大阪市消防局は、令和3年12月に発生した北区ビル火災を踏まえ、類似火災における被害の軽減を目的として、新たに避難対策強化事業(セルフ・レスキュー・コーチング)を実施します。

 本事業は、火災発生時に避難するための直通階段が一つしか設けられていない「特定一階段等防火対象物(とくてい いちかいだんとう ぼうかたいしょうぶつ)」について、建物構造上の危険性や避難の困難性を調査して危険度を判定し、当該対象物の関係者に命を守るための知識や方策(セルフ・レスキュー)を習得するための具体的な指導(コーチング)を行い、防火・防災意識の向上を図り、自身や利用者の救命につなげます。

 大阪市は、万博開催を控えた国際都市大阪として、これまで以上に「災害に強いまち・安全な都市」をめざし、当事業を重点的かつ継続的に進めていきます。

1 開始日

令和4年10月7日(金曜日)から

2 対象者

市内に存するすべての特定一階段等防火対象物(5,480件)の関係者(入居するテナントのオーナーや従業員、利用者など)

3 セルフ・レスキュー・コーチング実施要領

(1)現況調査

 階段の構造、避難上有効なバルコニーや開口部の有無、一時退避場所の有無など、対象物ごとに建物構造上の危険性や避難の困難性を調査して危険度の判定を行います。

(2)コーチング

 危険度の判定結果から、毎年1回、「特殊な火災」が発生した場合におけるそれぞれの対象物に応じた命を守るための知識や方策(セルフ・レスキュー)の具体的な指導(コーチング)を行います。

(注)「特殊な火災」:日常生活の中で起こることが想定される「一般的な火災」ではなく、大量のガソリンを使用した放火などの火災。

バルコニーを確認している様子
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バルコニーの確認

煙の流入防止をしている様子
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煙の流入防止

外気呼吸の姿勢をしている様子
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外気呼吸の姿勢

ひさしへ避難している様子
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ひさしへの避難

4 スケジュール

(1)事業周知
令和4年10月7日(金曜日)から(チラシ・ホームページ・SNS・広報誌等)
(2)現況調査(5,480件)

令和4年10月7日(金曜日)から令和5年9月30日(土曜日)まで

(3)コーチング(5,480件)
  • 令和4年10月7日(金曜日)から令和5年9月30日(土曜日)までに1回実施
  • 令和5年10月以降 毎年1回実施

5 その他

 「特定一階段等防火対象物」に対するコーチングの取材については、後日、改めてお知らせします。

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