報道発表資料 大阪市水道局における固定資産に関する事務処理誤りにかかる調査報告について(最終報告)
2023年6月9日
ページ番号:600968
問合せ先:水道局総務部経理課(06-6616-5650)
令和5年6月9日 14時発表
大阪市水道局では、庭窪浄水場における固定資産に関する事務処理誤り(令和3年12月21日報道発表済み)を受けて、固定資産にかかる事務処理の適正化に向けて、局内全ての資産に対して徹底した調査を進めてまいりました。
この度、大阪市水道局における固定資産に関する事務処理誤りにかかる調査報告について(中間報告)(令和4年5月11日報道発表済み)に引き続き、調査対象資産が多いなどの理由から、令和4年度まで調査することとしていた柴島浄水場及び豊野浄水場の調査が完了し、水道局内全ての固定資産に関して調査が終了したことから、最終結果を報告させていただきます。
今回の固定資産に関する事務処理誤りにつきましては、市民・お客さまの信頼を著しく損ねることになり、深くお詫び申し上げますとともに、今後このようなことが起こらないよう再発防止に努めてまいります。
1 令和3年度調査の結果
(1)調査対象事業所及び資産数(固定資産台帳登録数)
- 柴島浄水場498件
- 豊野浄水場287件
- 庭窪浄水場956件
- その他5,392件 合計7,133件
(2)令和3年度に判明した事務処理誤りの件数と金額
- 件数:208件(内訳は下記3の表のとおり)
- 金額:220,914,247円(撤去済み資産の残存帳簿価額の合計額)
2 令和4年度調査の結果
(1)調査対象事業所及び資産数(固定資産台帳登録数)
- 柴島浄水場2,621件
- 豊野浄水場332件 合計2,953件
(2)令和4年度に判明した事務処理誤りの件数と金額
- 件数:491件(内訳は下記3の表のとおり)
- 金額:487,065,726円(撤去済み資産の残存帳簿価額の合計額)
(事務処理誤りの一例)
- 電気機械設備の一部更新により取替えた盤・器具等の除却漏れ
- 建物改修により取替えた建物附属設備(照明、空調設備等)の除却漏れ
(3)会計処理にかかる対応
令和4年度に判明した除却漏れの金額を、令和4年度決算において特別損失に一括して計上します。
金額:487,065,726円
(水道事業会計451,801,126円:工業用水道事業会計35,264,600円)
なお、令和3年度に判明した除却漏れの金額220,914,247円については、令和3年度決算において特別損失として計上済みです。3 事務処理誤りの件数と金額
R3 | R4 | 全体 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
所属 | 件数 | 残存帳簿価額 | 件数 | 残存帳簿価額 | 件数 | 残存帳簿価額 |
柴島浄水場 | 6 | 15,219,065円 | 418 | 307,067,589円 | 424 | 322,286,654円 |
豊野浄水場 | 17 | 10,749,630円 | 73 | 179,998,137円 | 90 | 190,747,767円 |
庭窪浄水場 | 131 | 183,084,685円 | 0 | 0 | 131 | 183,084,685円 |
その他 | 54 | 11,860,867円 | 0 | 0 | 54 | 11,860,867円 |
計 | 208 | 220,914,247円 | 491 | 487,065,726円 | 699 | 707,979,973円 |
4 再発防止策の実施状況
令和4年2月に改訂しました「固定資産事務の手引」及び特に資産を多く保有する浄水場を対象に令和4年3月に整備しました「固定資産管理事務処理マニュアル(浄水部門)」の履行を徹底するとともに、関係職員に対して資産管理の重要性に関する研修を継続的に実施するなど再発防止に取り組んでおり、同様の事態を繰り返さないよう適切な事務処理を実施してまいります。
【再発防止策】
- 固定資産管理業務にかかるマニュアル等の作成と担当職員への徹底
- 固定資産管理に係る各職場での内部統制の強化
- 財務会計システムによる固定資産の管理方法の改善
- 固定資産管理に係る関係職員の意識醸成