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報道発表資料 浪速区浪速東3丁目及び淀川区加島1丁目の市有地における土壌汚染調査(自主調査)結果について

2019年3月27日

ページ番号:461737

本件については、令和元年6月3日14時に一部訂正しております。別途訂正発表をご参照ください。

問合せ先:都市整備局 住宅部 建設課(団地再生グループ)(06‐6208‐9634)

平成31年3月27日 14時発表

 大阪市では、浪速区浪速東3丁目及び淀川区加島1丁目の市有地において、土壌調査(自主調査)として状況調査、表層調査及び深度調査を実施し、その結果を取りまとめましたのでお知らせします。

 調査の結果、土壌含有量等については一部の区画で土壌汚染対策法に定める指定基準値を超過しておりますが、土壌ガス及び地下水については基準値に適合していることが確認されました。

 現地は、周囲をフェンス等で囲い、地表はアスファルト舗装や土壌飛散防止のためのシートで覆っております。また、周辺地域で地下水の飲用利用は確認されていません。こうしたことから、土の直接摂取等により周辺住民の方々の健康に影響を及ぼす可能性はないと考えております。

1 調査の概要

(1)調査地

   調査地1 大阪市浪速区浪速東3丁目10番・11番

   (都市整備局所管地 敷地面積:9,920.75平方メートル)(図1参照)

   調査地2 大阪市淀川区加島1丁目40番

   (都市整備局所管地 敷地面積:998.15平方メートル)(図3参照)

(2)調査期間

   調査地1 平成28年11月14日から平成31年3月12日

   調査地2 平成29年8月10日から平成31年3月12日

(3)調査方法

   「土壌汚染対策法」、「大阪府生活環境の保全等に関する条例」に準じた方法で実施しました。

(4)調査項目

   土壌含有量調査・・・・第2種特定有害物質(全9種類)

   土壌溶出量調査・・・・第2種特定有害物質(全9種類)

   土壌溶出量調査・・・・第3種特定有害物質(PCB)

   土壌ガス調査・・・・・・・第1種特定有害物質(全12種類)

   地下水調査・・・・・・・・第2種特定有害物質(全9種類)

2.調査結果の概要

(1)土壌調査

〈調査地1〉

浪速区浪速東3丁目10番・11番 (図2参照)

土壌含有量及び土壌溶出量の基準値を超過した区画がありました。(表1参照)

 

含有量が基準値を超過した物質の最大値は次のとおりです。

含有量の基準値を超過した物質の最大値

物質の種類

区画

最大濃度

最大濃度深度

基準値

基準値からの最大倍率

鉛及びその化合物

C5-4

1000ミリグラム/キログラム

0.5メートル

150ミリグラム/キログラム

6.7倍

 

溶出量が基準値を超過した物質の最大値は次のとおりです。

溶出量の基準値を超過した物質の最大値

物質の種類

区画

最大濃度

最大濃度深度

基準値

基準値からの最大倍率

鉛及びその化合物

D4-9

0.082ミリグラム/リットル

1.0メートル

0.01ミリグラム/リットル

8.2倍

砒素(ひそ)及びその化合物

C4-6

0.058ミリグラム/リットル

1.0メートル

0.01ミリグラム/リットル

5.8倍

〈調査地2〉

淀川区加島1丁目40番 (図4参照)

人為由来調査結果で土壌含有量及び土壌溶出量が、自然由来特例調査結果で土壌溶出量が基準値を超過した区画がありました。(表2参照)

 

人為由来調査結果で含有量及び溶出量が基準値を超過した物質の最大値は次のとおりです。

含有量の基準値を超過した物質の最大値(人為的由来調査結果)

物質の種類

区画

最大濃度

最大濃度深度

基準値

基準値からの最大倍率

鉛及びその化合物

B2-1

680ミリグラム/キログラム

0.5メートル

150ミリグラム/キログラム

4.5倍

溶出量の基準値を超過した物質の最大値(人為的由来調査結果)

物質の種類

区画

最大濃度

最大濃度深度

基準値

基準値からの最大倍率

ふっ素及びその化合物

A1-9

1.8ミリグラム/リットル

0.5メートル

0.8ミリグラム/リットル

2.3倍

砒素(ひそ)及びその化合物

B1-5

0.018ミリグラム/リットル

0.5メートル

0.01ミリグラム/リットル

1.8倍

 

自然由来特例調査結果で溶出量が基準値を超過した物質の最大値は次のとおりです。

溶出量の基準値を超過した物質の最大値(自然由来特例調査結果)

物質の種類

区画

最大濃度

最大濃度深度

基準値

基準値からの最大倍率

鉛及びその化合物

A1-3

0.015ミリグラム/リットル

9メートル

0.01ミリグラム/リットル

1.5倍

砒素(ひそ)及びその化合物

B2-5

0.12ミリグラム/リットル

10メートル

0.01ミリグラム/リットル

12倍

ふっ素及びその化合物

B2-5

1.4ミリグラム/リットル

10メートル

0.8ミリグラム/リットル

1.8倍

(2)土壌ガス調査

調査地1、調査地2ともに土壌ガスについては、基準値に適合していました。

(3)地下水調査

調査地1、調査地2ともに地下水については、基準値に適合していました。

3.周辺住民の健康への影響について

 調査対象地は、周囲をフェンス等で囲い、指定基準に適合しない区画のうちアスファルト舗装をしていない部分については土壌飛散防止のためのシートで覆っております。また、周辺地域で地下水の飲用利用は確認されておりません。

 こうしたことから、土の直接摂取や地下水経由の摂取により周辺住民の方々の健康に影響を及ぼす可能性はないと考えております。

4.汚染原因について

 特定有害物質を使用した履歴が正確に把握できないことから、汚染原因については特定できておりません。

5.今後の対応

 今回の調査により、汚染範囲を把握できましたので、現在、土壌汚染対策法に基づく区域指定の申請を行っております。

 今後、本件地の活用の際には、土壌汚染対策法等に基づき必要な措置を行ってまいります。

参考

  • 第1種特定有害物質(揮発性有機化合物12種類)

 四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、1,3-ジクロロプロペン、ジクロロメタン、テトラクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、ベンゼン、クロロエチレン

  • 第2種特定有害物質(重金属類9種類)

 カドミウム及びその化合物、六価クロム化合物、シアン化合物、水銀及びその化合物、セレン及びその化合物、鉛及びその化合物、砒素(ひそ)及びその化合物、ふっ素及びその化合物、ほう素及びその化合物

  • 第3種特定有害物質(農薬等)

 PCB(ポリ塩化ビフェニル)

  • 土壌含有量調査とは

 地中や地面に存在する重金属等が、子どもの土遊び等により誤って土が口に入ることなどにより健康に悪影響を及ぼすおそれが考えられます。

 土壌含有量調査は、汚染土壌の直接摂取による健康被害を防ぐために行うものであり、この調査の対象となる物質には基準値が設定されています。基準値は「基本的には、1日あたり大人100ミリグラム、子ども200ミリグラムの土壌を、一生涯(70年)にわたって摂食し続けても健康影響が現れない含有量」に設定されています。  

  • 土壌溶出量調査とは

 地中に存在する揮発性有機化合物や重金属等が、地下水に溶け込み、この地下水を飲んだ場合、健康に悪影響を及ぼす恐れが考えられます。

 土壌溶出量調査は、このような地下水経由の健康被害を防ぐために行うものであり、この調査の対象となる物質には基準値が設定されています。基準値は、「土壌に含まれる有害物質が地下水に溶出し、その地下水を1日あたり2リットル、一生涯(70年)にわたって飲み続けても健康影響が現れない濃度」に設定されています。

  • 土壌ガス調査とは

 地中に存在する揮発性有機化合物のガス化したものを対象とした調査で、土壌汚染の可能性を把握するための調査です。

  • 地下水調査

 地下水調査における物質調査ごとの基準値は、土壌溶出量調査基準値と同じです。

  • 自然由来特例調査とは

 周辺に自然由来特定区域に指定されている用地があり、専ら地質的に同質な状態で汚染が広がっているいわゆる自然由来の土壌汚染の恐れが認められる場合に、第2種特定有害物質(シアン化合物を除く)を対象に、土壌溶出量・土壌含有量調査を行うものです。

 自然由来の土壌汚染の恐れがある地層が明らかな場合にはその深度の土壌について、明らかでない場合は地表から10メートルまでの土壌について調査を行います。

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