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平成30年度 第173回 大阪市入札等監視委員会<第1部>(会議の概要)

2019年3月7日

ページ番号:464065

開催日時

平成30年12月14日(金曜日) 午後2時から

開催場所

大阪市契約管財局会議室

出席委員

堀之内孝一委員長、鹿間孝一委員、滋野由紀子委員、田上智子委員

議題及び議事要旨

(1) 議題1 平成30年8月~9月分の発注状況について

発注状況について事務局から資料に基づき報告し、指定した2案件について審議した。

ア 審議案件1「長居障がい者スポーツセンター屋上防水改修工事」

(ア)委員からの主な質問、意見及び事務局からの回答、今後の対応等

委 員: 本件は(地方自治法施行令第167条の2第1項第5号による)緊急随意契約とのことだが、比較見積により相手方を選定している。(比較見積を行わず)特名随意契約を行う場合との線引きは、どのように判断しているのか。

事務局: 雨漏りで、一刻も早い補修が必要ではあるが、今すぐ壊れてしまうというものでもない中で、一定の競争性を働かせるために比較見積を実施した。ただ、その中でも最短の時間で実施できるよう発注した。

委 員: それは現場部局の判断なのか。

事務局: 契約管財局と発注部局で協議している。契約管財局から出されている内部通知に基づき、比較見積を実施して競争性を高めたほうがよいだろうという判断をした。

委 員: 今回の比較見積で、9者と、かなり多くの事業者から見積を徴取していることはよかったと思う。いわゆる緊急随意契約が可能な場合は、法令上、「緊急の必要により競争入札に付することができないとき」とされているので、本当に「できない」のかを考えざるを得ない。その中で、緊急性との兼ね合いではあるが、可能な限り比較見積をすることは競争性の観点からは重要だと思うので、その点はよかったと思う。

委 員: 予定価格が実際に出てきた見積よりかなり高い点について、何か理由はあるのか。

事務局: 防水シートが古くなっていることは認識していたため、来年度の工事発注を目指して予算要求をする予定であった。そのために作成していた概算見積書があったので、時間との兼ね合いもある中、予定価格の算出はそれを参考とした。予算要求における概算見積書は、工事発注段階での予算不足を防ぐため、設計変更など、あらゆる可能性を考慮して作成する。通常の入札発注の際には、予定価格を改めて算定することになるが、緊急工事においては、実勢価格の参考となるような下見積を取る時間もなく、また、当時、地震や豪雨が続いて業者の人手不足や材料の高騰も懸念されたことから、確実に受注が見込める額ということで、予算要求用の積算をそのまま予定価格とした。

委 員: 公の施設の修繕計画については、機能面に着目して耐用年数などを考えがちである。しかし、昨今災害が多く発生していることも踏まえ、生命や財産を守るという観点からも、修繕計画を考えるべきではないかと感じた。

委 員: 仕様内容について、見積の際、全社が共通の認識として同じ工事を想定できるものだったのか。緊急工事の場合はそのあたりがしっかりできない可能性があると思うが。

事務局: 予算要求の際の予定項目に基づき仕様を作成し、特記仕様書にも詳細な記載を行った。また、不明な点があれば現地下見も可能としたので、問題はなかったと考えている。

委 員: この建物は築何年か。

事務局: 約45年。

委 員: 通常のメンテナンスとして、何年かに一度修繕等はされるということか。

事務局: そうである。防水シートについても、来年の予算要求を予定していたが、その前に記録的豪雨にみまわれた。

委 員: 今回の工事は仮設的なものか。

事務局: 本格的な改修工事である。

委 員: 通常のメンテナンスのスケジュールの中に織り込んで、1年前倒しでやったということになるのか。

事務局: そうである。

委 員: 仮に入札をしていたら、スケジュールとしてはかなり遅れることになったのか。

事務局: 通常4ヶ月くらいかかると思われる。今年は8月、9月に台風が多く来たが、この工事を既に手がけていたことで雨漏りを防ぐこともできた。

委 員: 予定価格と契約金額の乖離が大きいことも、本案件の審議理由である。予定価格に実勢価格を反映させる暇がなかったということか。

事務局: 災害の状況を勘案し、どの程度の金額が適正なのかを積算する時間がなかった。予算上の金額を超えることは通常はないと認識しており、そこを上限として考えた。

 

(イ)委員長からの指摘・意見

委員からもあったように、競争性の面では問題はないと思う。ただ、予定価格の妥当性については、比較見積をとる余裕があったのであれば、今の説明では少し不足するような気がする。それによって本件契約の適正性がどうだということではないが、以後、予定価格についてはより適正を期してもらいたい。また、委員からあった公の施設の修繕に関する考え方も参考にしていただきたい。

 

イ 審議案件2「平成30年度新大阪道路排水ポンプ場外17自家用電気工作物一般点検業務委託」

(ア)委員からの主な質問、意見及び事務局からの回答、今後の対応等

委 員: 今回の入札不参加の理由として、「技術者の確保が困難」ということが挙がっているが、電気主任技術者の資格を求めることは、他の電気工作物の点検業務においても一般的なのか。特に厳しい条件ということはないのか。

事務局: 調べた限りでは、他の部局や他都市の案件でも、電気主任技術者の資格を求めている。

委 員: 過去の同種案件の落札率を見ると、かなりばらつきがあるが、その原因は。

事務局: 特に委託内容を変えているということはないので、正直理由はわからない。設計内容が大きく変わったということもない。

委 員: 一者入札が続いており、落札率が高いという、典型的な事例である。業者ヒアリングを見ると、他の業者の参加意欲が感じられない。根本的に参加意欲を持ってもらいにくい案件なのかもしれないが、その中でも競争性を確保するような入札をしていかなければならない。今後、どうすればいちばん効果があると思うか。あるいは、次年度以降どういう施策を打てば、一者入札が解消できると思うか。

事務局: 絶対に有効かはわからないが、発注時期等について検討したい。

委 員: 過去の入札結果をみると、平成28年度は(入札不調の結果)取止めとなっているが。

事務局: 本市職員による点検に切り替えた。

事務局: このときは、業者側の手が足りないということもあり価格が合わなかったと思う。

委 員: 予定価格が年度ごとに右肩上がりになっているのはなぜか。

事務局: 労務単価の上昇や、点検する施設が増えたことなどがある。

委 員: 長期契約については考えていないのか。

事務局: 今回の案件は性質上、長期継続契約にはなじまず、長期の契約とするには債務負担行為を別途設定することになるが、財政当局との調整が必要となる。

委 員: 他の場所でも同様の点検業務は発注しているのか。あるのであれば、例えば発注ロットを増やして競争性を高めるということは考えられないのか。

事務局: 建設局の道路・河川部門では、これがすべて。公園や下水部門にはある。

委 員: 発注規模の問題ではないということか。

事務局: そう考えている。

委 員: 競争性を高めることや落札率を落とすということも大事だが、不調リスクの回避を最優先に考えることも必要ではないか。

事務局: 発注時期によっては、不調リスクは減ると考える。

委 員: それで参加業者は増えるのか。また予定価格を超える、交渉してもまとまらないということを繰り返さないか。

事務局: そうなった場合は、それ以外のことについても考えていく必要がある。

委 員: こういうことは他にも起きる可能性がある。そのときに、健全な入札制度を担保するということと、業務自体がきちっと行われるということの担保も含め、本件をテストケースとして、一度じっくり考えておいたほうがいいのではないか。

事務局: あまり採算性の良くない業務かもしれないが、市民生活に与える影響も大きいので、どういうやり方がいいのかということを、担当部局と調整しながら考えていきたい。

委 員: 職員の高齢化や採算性などで、入札参加しなかった業者もいるとのことで、業界自体が他に目が向いているのかもしれない。ただ、これが本当に必要な業務で、どこかに受注してもらわないといけないということであれば、そういう業界を行政が育てるという視点も必要ではないか。

 

(イ)委員長からの指摘・意見

本件は技術者確保の問題と思われる。1者入札がずっと続いているのは問題であるし、委員からも指摘があったように、取止めも発生している。まずは説明のあった改善策を進めていただき、最終的には競争性がしっかり確保されるように努めていただきたい。不調リスクも懸念されることから、その点も含め、しっかり検討されたい。

 

 

 

(2)議題2 入札契約制度改正について

 入札契約制度改正について、事務局から資料に基づき報告し、審議した。

  ア 契約管財局発注における業務委託契約に係る入札参加資格について

  イ 業務委託契約に係る低入札価格調査における価格による失格基準の本格実施について

  ウ 工事一時中止に係るガイドラインの策定について

  エ 大阪市発注工事における予定価格に関する入札参加者からの質問期間の設定における

関係規程の制定等について

  オ 余裕期間制度活用工事(発注者指定方式)の導入における関係規程の制定等について

 

(3) 平成30年8月~9月分の競争入札参加停止措置の運用状況について

運用状況について事務局から資料に基づき報告した。

 

(4) 平成30年8月~9月分の談合情報対応について

談合情報について事務局から資料に基づき報告した。

 

(5) その他

     阿倍野区役所窓口サービス課(住民登録)における住民情報業務等委託先従業員による税務事務システムの業務外閲覧について

会議資料

(1) 平成30年8月~9月分発注状況調べ

(2) 平成30年8月~9月分競争入札参加停止措置及び資格制限運用状況一覧表総括表

(3) 平成30年8月~9月分談合情報対応状況一覧表

(4)別冊

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