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シカゴ出張報告詳細

2013年11月1日

ページ番号:21017

10月13日(日)8時から10時30分 大阪・シカゴ姉妹都市提携40周年記念事業「シカゴマラソン」大阪応援ステーション

大阪マラソンとシカゴマラソンは、2011年10月、男女各1名の代表ランナーの相互派遣、EXPOの相互出展等を内容とする提携を交わしました。本年は、姉妹都市提携40周年を記念した特別ツアー「シカゴマラソン6日間」に15名が参加し、全員が完走されました。シカゴ姉妹都市協会大阪委員会が在シカゴ日本国総領事館と連携してコースの沿道に設置した大阪応援ステーションでは、太鼓の演奏等での熱心な応援が繰り広げられました。

「シカゴマラソン」大阪ステーション

10月13日(日)12時30分から15時30分 シカゴ姉妹都市協会大阪委員会主催歓迎レセプション

シカゴ姉妹都市協会大阪委員会主催の歓迎レセプションが開催され、シカゴ姉妹都市協会事務局、大阪委員会社会福祉交流部会をはじめとするメンバーの他、在シカゴ日本国総領事館、シカゴ日本人会、シカゴ日本商工会議所等約40名の関係者が出席しました。大阪市出身のジャズシンガー・ピアニストでもある野毛委員長から歓迎のご挨拶及び本場シカゴジャズの演奏を頂き、和やかな雰囲気のもと、長年に亘る交流の積み重ねを再確認するとともに、今後の交流深化にむけて一層の親睦を深めました。

シカゴ姉妹都市協会大阪委員会主催歓迎レセプション

10月13日(日)17時から18時30分 シカゴマラソン主催完走パーティ&特別ツアー参加者との意見交換会

シカゴマラソン完走パーティに出席し、田中副市長がステージにおいて、第36回大会成功へのお祝いを述べるとともに、大阪・シカゴの姉妹都市提携40周年について、また2週間後に大阪で開催される大阪マラソンについて紹介しました。会場では、同席した特別ツアー参加者の皆さんの労をねぎらうとともに、大阪マラソンにあわせて来阪予定のレースディレクター、ピンコウスキー氏の代理としてアスリーン氏と姉妹都市交流等について、意見交換を行いました。
シカゴマラソン主催完走パーティ&特別ツアー参加者との意見交換会

10月14日(月)9時30分から11時30分 行政視察(シカゴ美術館)

メトロポリタン美術館、ボストン美術館と並ぶアメリカ三大美術館の一つであり、年間約140万人の集客を誇るシカゴ美術館を訪問しました。シカゴ美術館の歴史は古く、1879年に美術館と芸術学校からなる「シカゴ・アカデミー・オブ・ファイン・アーツ」として創設されたもので、1882年に「シカゴ美術研究所」と改称し、これが現在の正式名称となっています。

スティーブン・ベリー開発担当部長より、シカゴ美術館の運営方法、民間からの資金調達方法等について説明を受けた後、学芸員のジャニカ・カッツ氏、ジェームズ・アラン氏よりそれぞれ建築家安藤忠雄氏による日本ギャラリーや姉妹都市提携30周年記念時になんばウォークに設置したシカゴギャラリー陶板複製画の原画を中心にご案内いただきました。

シカゴ美術館は、シカゴ美術財団が運営する民営の美術館であり、個人コレクターからの寄付で有力な収蔵品が充実していることや、運営資金の約半分以上が個人からの寄付金で賄われているのが特徴です。寄付の額に応じて、学芸員との食事会や特別展事前鑑賞会、特別イベントへの招待等魅力的なメニューが用意されています。個人の寄付が多いのは寄附金に対する税控除があることと、自分の住む地域の生活の質を高めたいというシカゴ市民の意識が高いためであるとのお話でした。また、35名の学芸員が最前線で美術品収集家とのネットワークやスポンサー獲得に重要な役割を果たしていること等について説明を頂きました。

シカゴ美術館

10月14日(月)12時から13時45分 姉妹都市関係者との意見交換会

今後の姉妹都市交流のあり方をテーマとして、シカゴ姉妹都市協会大阪委員会社会福祉交流部会を中心とする12名との間で意見交換を行いました。冒頭シカゴ姉妹都市協会のリロイ・アララ事務局長より、シカゴ市が同協会を本年4月に企業誘致を担当する非営利経済交流促進団体であるワールドビジネスシカゴに統合するとともに人員を増強し、経済、教育、文化、観光等をはじめとする幅広い分野における姉妹都市交流促進に取り組んでいる旨の報告がありました。大阪委員会野毛委員長からはマラソン交流、社会福祉交流をはじめとする同委員会の草の根レベルの活動について報告があり、社会福祉交流部会からは2010年より隔年で社会福祉従事者を相互派遣している交流事業について、他の姉妹都市交流の中でもモデルとなるべきものであり、継続の必要性について意見が表明されました。大阪側からは、本市も本年4月に国際課を経済戦略局に移管し、シカゴと同方向の改革を進めていることから今後さらに経済分野の交流を強化すること、また、社会福祉交流プログラムについては11月に予定されている交流団の大阪訪問について実りあるものとなるよう受入れ準備を進めており、今後とも相互にアイデアを出し合い、有効な交流を継続していく決意を表明するなど活発な意見交換の場となりました。

姉妹都市関係者との意見交換会

10月14日(月)14時から16時 行政視察(シカゴ科学産業博物館)

年間150万人の集客を誇る科学をテーマにした博物館としては西半球最大のシカゴ科学産業博物館を訪問し、ジョン・べックマン展示事業開発部長よりお話を伺いました。まず、竜巻、津波などを体験できる遊具や人体の実物模型など多種多様な展示物がある展示スペースをご案内頂いた後、展示・運営手法についてプレゼンテーションを頂きました。民営の非営利企業である同博物館は1893年に開催された世界コロンビア博覧会の跡地に1933年に建設され、年間の運営予算約38億円の約半分は民間からの寄付や4万人の家族会員会費に支えられています。「世界級」「驚き」「遊び」「実物」等の展示コンセプトに基づき、観客の関与を必要とする展示方法を工夫し、ほかでは経験できない魅力的な展示を開発することで高いリピーター率を維持しているとのことでした。

シカゴか科学産業博物館

10月14日(月)16時30分から17時30分 行政視察(大阪ガーデン)

大阪ガーデンはシカゴ市内唯一の日本庭園で、元々は1893年同地で開催されたコロンビア万博の際に日本政府が寄贈した鳳凰殿の周辺に日本庭園を配置したのが起源とされています。その後、火災による建物焼失、公園移転などを経て、1993年大阪市が姉妹都市提携20周年を記念事業として、25万ドル負担して修復されたのを記念に大阪ガーデンと命名されました。その後荒廃が進んでいたものを、姉妹都市35周年を記念して2008年にシカゴ市により再整備されました。プロジェクト120シカゴ理事長のロバート W.・カー氏の説明を受け、庭園、記念碑を視察しました。
大阪ガーデン

10月14日(月)19時から22時30分 行政視察(リバーズカジノ)

オヘア空港のすぐ近くDes Plaines市内に2011年7月に開業したリバーズカジノを訪問し、Neil Bluhm会長、Greg Carlin代表取締役をはじめとする経営陣よりイリノイ州におけるギャンブル規制の歴史、施設概要、取組み、課題等について説明を頂きました。同カジノはラッシュ・ストリート・ゲーミング社が北米に5つ有するカジノの1つで、建築資材のリサイクル化、駐車場のLED使用をはじめとする環境への取組みが認められ、カジノでは世界初の全米エネルギー・環境デザイン賞(LEED)金賞を受賞しています。駐車場、ゲーミングサロン、VIP用レストランのほか、24時間680台のカメラで監視している警備室などバックヤード等をご案内頂きました。会議にはイリノイ州議員、Des Plaine前市長も同席され、自治体にとってのカジノ誘致の利点を雇用創出、税収面から説明されました。また、地元警察、消防局と密に連携していること、カジノ開業後地域の犯罪率は下がっていること、依存症対策などのケアもきちんと行っていること等の説明がありました。

リバーズカジノ

10月15日(火)9時から10時15分 行政視察(ミレニアムパーク)

ミレニアムパーク財団事務局長のEd Uhlir氏からミレニアムパークの案内と説明を頂きました。もともと線路や駐車場であった24.5エイカー(9.9ヘクタール)の広大な敷地に今世紀世界で最大の都市型公園をつくるという趣旨のもと、2000年の完成を目指して1998年に企画されましたが、資金難から工事が徐々に遅れ、開園は2004年7月にずれ込みました。最終的に公園建設資金4億7千5百万ドルのほぼ半分は個人からの寄付で賄われたとのことです。2つの劇場、植物園、ギャラリー、アイススケートリンク等があり、市民の憩いの場所となっており、園内に点在する様々なアトラクションやオブジェ、とりわけ人の顔が投影されるタワー状の噴水「クラウンファウンテン」や銀色のステンレス製の表面が周辺の高層ビル群を鏡のように映し出す通称「ビーン」等は有名で、ミレニアムパークはシカゴ市を象徴する観光資源となっており、大きな経済効果をもたらしているとのお話でした。

ミレニアムパーク

10月15日(火)10時30分から11時 シカゴ市副市長表敬訪問

シカゴ市役所において、スティーブン・コッチ副市長を表敬訪問し、今後のさらなる姉妹都市関係の強化についてお互いに確認するとともに、大都市行政の施策についての情報交換を行いました。まずコッチ副市長から上下水道など都市インフラ整備について言及があり、最大の課題は財源をいかに確保するかであるとのことでした。また観光促進による大きな経済効果にも期待されており、他の大都市と比較してシカゴに欠けているものの調査も行ったということで、今後の観光都市としての市の戦略について伺うことができました。
シカゴ市副市長表敬訪問

10月15日(火)13時15分から14時30分 ユナイテッド航空本社訪問

世界第5位の高さを誇るウィリスタワー内にオフィスを構えるユナイテッド航空本社を訪問し、関西国際空港全体構想促進協議会の地元自治体を代表する立場で、デイブ・ヒルフマン上級副社長に大阪=シカゴ間直行便の実現についてお願いしました。ヒルフマン副社長は、セールス担当の立場としては、直行便の就航は素晴らしいと考えるが、採算性を考える必要があり、今後関西経済の直近情報等を収集しながらスケジュール担当、財務担当を交えて前向きに検討したいと応じました。同行した新関西国際空港株式会社より直行便のメリットについて説明し、その後、ネットワークオペレーションセンターをご案内頂きました。

ユナイテッド航空本社訪問

10月15日(火)16時から16時20分 在シカゴ日本国総領事館との意見交換会

今回のセミナーでは会場提供や集客など多大なご協力を頂いている在シカゴ日本国総領事館の吉田雅治総領事を表敬訪問しました。冒頭副市長からセミナー開催への協力についてのお礼を述べ、総領事からは現地のビジネス状況等についてご説明を頂くなど和やかなムードで意見交換会を行いました。

在シカゴ日本国総領事との意見交換会

10月15日(火)16時30分から18時 大阪プロモーションセミナー

シカゴ市との姉妹都市提携40周年を迎えるこの機会に、約60名のビジネスマン、国際交流団体等に対し、「関西イノベーション国際戦略総合特区」を紹介し、大阪・関西の強みであるライフサイエンス分野や、新エネルギー分野における税制優遇や規制緩和等について説明を行い、大阪への投資促進を図りました。併せて、新関西国際空港株式会社からは国際拠点空港としての関西国際空港の役割、三菱地所株式会社からは特区の一つである大阪駅周辺地区の中心施設であるグランフロント大阪について、シカゴIT企業シルクロード・テクノロジー社からはグランフロント大阪進出企業を代表して「なぜ大阪を選ぶのか」と題してプレゼンテーションを行っていただき、大阪の優れたビジネス環境をアピールしました。また、日本貿易振興機構(JETRO)シカゴ事務所からも、シカゴと大阪の類似点や成功例を挙げつつ両国・両都市の交流促進、大阪発のビジネス展開を促す発表を頂きました。セミナーの様子は地元日系ローカル紙に大きく掲載されました。

大阪プロモーションセミナー

10月15日(火)18時から19時30分 ネットワーキングレセプション

 セミナーに引き続きレセプションを開催し、参加者の方々にネットワークづくりの機会を提供しました。ユナイテッド航空株式会社のご協賛により、大阪・シカゴ間のペアチケットのご提供を頂き、抽選会を実施しました。
ネットワーキングレセプション

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大阪市 経済戦略局立地交流推進部国際担当都市間交流担当

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