メルボルン出張報告詳細
2021年4月1日
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9月2日(月)18時から19時 青少年デジタルアート交流プログラム(ピカピカパニック)お披露目式
ピカピカパニックとは、咲くやこの花高等学校3年生と大阪およびメルボルン在住アーティストによる共同デジタルアート・プロジェクトで、学生達は一連のワークショップで、大阪のアーティスト達の助言・指導を受けながら、メルボルンより提供された素材(音、映像)に対して、アニメーションや映像、サウンドを組み合わせ、大阪とメルボルンのアーティストが作品を完成させました。
本市代表団のメルボルン訪問に併せて、両都市で、全ての共同作品のお披露目式を行い、スカイプを通じて大阪の参加学生の感想や在大阪オーストラリア総領事のスピーチも聞くことができました。大阪でのお披露目式・展示(6日まで)は大阪市役所1階玄関ホールで行いました。青少年デジタルアート交流プログラム

9月2日(月)19時30分から22時 在メルボルン日本国総領事、現地日系企業との意見交換会
側嶋秀展在メルボルン日本国総領事の公邸で、総領事及び現地日系企業の方々より、現地の経済状況や生活環境などについてヒアリング・意見交換を行いました。
メルボルン市やビクトリア州の行政機構、現地の選挙制度、競馬・フットボールなどスポーツ、雇用関係制度など、話題は多岐に及びましたが、出席者がメルボルン在住の方々だけに、特にメルボルンの素晴らしさ、優位性などについて熱心なご説明をいただきました。

9月3日(火)10時30分から11時45分 行政視察(コミュニティ施設-ボイド)
行政視察(コミュニティ施設-ボイド)

9月3日(火)12時30分から14時30分 行政視察(再開発地区-ドックランズ)
ヤラ川をボートで下りながら、都市計画・ドックランズ担当課長の説明を受け、ウォーターフロントの再開発状況を視察しました。同地区は、2000年から再開発を行い、第1期は都市開発事業中心でビクトリア州が担ってきましたが、ここ5年くらいは、地域社会事業中心にメルボルン市が主導で開発を進めているとのことでした。政府資本ではなく、民間活用が図られています。特色としては、グリーンビルが多く、また、木造の建築物が多いのは、コンクリートよりも軽く、基盤にお金をかけずに済むからだそうです。
また、ビクトリア湾で下船し、開発企業のレンド・リース社からもヒアリングを行い、持続可能な地域として、全体の30%を緑地化するという基準に沿い、環境に配慮しながら開発を進めていることなどを聞き、図書館や母子保健施設等のほかに整備を進めている、この地区で特徴的な、木造では世界最高となる9階建ての集合住宅も視察しました。
行政視察(再開発地区-ドックランズ)

9月3日(火)15時から15時30分 姉妹都市提携35周年記念植樹式
ケビン・ルーイ メルボルン市会議員とともに、今後の友好関係が末永く続くよう、キングス・ドメインにてイチョウの木を植樹しました。
姉妹都市提携35周年記念植樹式

9月3日(火)19時から22時 姉妹都市提携35周年記念夕食会
姉妹都市提携35周年記念夕食会

9月4日(水)9時30分から12時 行政視察(グリーンウォーキングツアー)
まずメルボルン市役所で、同市の森林活用戦略について説明を受けました。
気候変動による干ばつや洪水対策、ヒートアイランド現象の緩和のため、人口の集中する都市部において、限られた空間を有効活用し、屋上緑化や雨水再利用を進めていること、木陰面積、緑地帯を増やして気温を下げる取組みを行っているそうです。
その後視察したリトルコリンズストリートでは、豪雨水が植木の下の穴から入るようにして、水まきのための給水を節約し、栄養分で木の成長を助け、有害なごみはフィルターで除外する仕組みを学びました。次にメルボルン市最大の採水プロジェクトの一つであるフィッツロイ庭園では、豪雨水を貯水タンクへためることにより灌漑用水への活用を行って、膨大な量の飲料用水を節約し、汚染物やごみの除去により海などへ流れる水もきれいにしているとのことでした。
行政視察(グリーンワーキングツアー)

9月4日(水)13時40分から14時15分 メルボルン市副市長表敬訪問
メルボルン市副市長表敬訪問

9月4日(水)14時45分から15時30分 ビクトリア州計画大臣表敬訪問
ビクトリア州計画大臣表敬訪問

9月4日(水)16時30分から18時 大阪プロモーションセミナー
大阪プロモーションセミナー

9月4日(水)18時から20時 大阪市ネットワーキングレセプション兼BPCウェルカムレセプション
大阪市ネットワーキングレセプション兼BPCウェルカムレセプション

9月4日(水)20時30分から21時30分 行政視察(メルボルン・ファッションウィーク)

9月5日(木)9時20分から10時15分 BPCビジネスフォーラム
BPCビジネスフォーラム

9月5日(木)13時30分から17時30分 BPCラウンドテーブル(代表団は冒頭のみ)
BPC14都市中10都市が参加してメルボルン市議場で開催された、BPC ラウンドテーブルに出席し、冒頭スーザン・ライリー副市長挨拶後、村上副市長が挨拶し、代表団は次の予定のため退出しました。
その後、デザイン分野について各都市の取組みの紹介があり、大阪市は、デザイン産業が含まれるクリエイティブ産業の振興策及びクリエイティブ産業との連携による市場開拓の事例の紹介を行いました。このほか、都市間で連携を強化し、ビジネスや貿易をつなぐ支援方法を探るための意見交換が行われました。
BPCランドテーブル

9月5日(木)14時15分から15時 行政視察(グリーンビル)
グリーンビルに関する取組みについて説明を聞きました。
人口の集中、干ばつや洪水対策などを考慮すると、環境配慮は重要な意味を持つこと、新しい建築物にはメルボルン市が主導で基準を守らせ、既存建築物のグリーンビルへの改修は経済性を向上させるとのことでした。1200のビルプロジェクトは3分の2を改修したそうです。コンサル会社や不動産会社、会計会社等と連携し、メルボルン市が深く関わる財政プログラムを作り、それによりビル所有者は融資を受けやすく、金利も良いという条件になったそうです。そのほか、すべてのビルのエネルギーを100%太陽光から得る取組みをメルボルン市から始めようとしていること、断熱効果のある2重窓や省エネ機材の導入に取り組んでいることなどの説明がありました。
行政視察(グリーンビル)

9月5日(木)17時から18時 行政視察(複合集客施設)
クラウン社代表取締役副社長にVIP用のビラやゲーミングサロンなどを案内いただき、VIPの大半は中国系の客であることや、統合型リゾート(IR)として、観光客の誘因につながっていること、IRはアジア各国で増えているが、特にシンガポールやマカオで成功しており、成功の理由は、いろいろな経済接点を持っていること、施設に投資し、インフラなどの魅力が高まり、ますます投資が集まるという良いサイクルを生んでいるというお話がありました。単なる賭け事ではなく、雇用が生まれ、経済にも貢献し、GDPは増え、税収も上がるといった効果があること、また、依存症対策などのケアもきちんと行っていること、日本・大阪はマーケットとしてポテンシャルがあるので是非参考にしてほしい旨の説明がありました。
行政視察(複合集客施設)
*先入り担当者は、8月31日(土)午後にメルボルンに到着し、9月2日(月)午前までの間に、セミナー会場や視察先の確認、メルボルン市との打合せ、ビクトリア州日本語弁論大会での参加者との交流等を行いました。
*BPC担当者は、5日夜に開催されたフェアウェルレセプションに出席して参加者との交流・ネットワーキングを行い、翌6日には、メルボルン市役所との最後の調整を行うとともに謝意を伝えました。
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大阪市 経済戦略局立地交流推進部国際担当都市間交流担当
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