大阪市長の海外出張(シカゴ市)報告について(2018年6月)
2023年6月13日
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1 出張先
2 出張期間
平成30年6月5日(火曜日)から10日(日曜日)まで
3 出張者
大阪市長
経済戦略局長
経済戦略局立地交流推進部長
経済戦略局立地交流推進部都市間交流担当課長
経済戦略局立地交流推進部担当係長(都市間交流)
建設局理事
建設局道路部道路課長代理
4 出張概要
平成30年6月5日(火曜日)から6月10日(日曜日)までの6日間、吉村市長が、大阪・シカゴ姉妹都市提携45周年を記念し、大阪市会代表団とともにアメリカ合衆国のシカゴ市を訪問しました。
グローバル・シティズ・フォーラム(フィナンシャル・タイムズ紙と世界的シンタンクのシカゴ国際問題評議会との共催で2015年より開催。本年度4回目)に併せて開催されるシカゴ市長主催のラウンドテーブルに出席するとともに、シカゴ市長との面談、御堂筋とザ・マグニフィセント・マイルの姉妹ストリート提携調印式等を通じて、更なる姉妹都市交流強化を図る機会としました。
また、メイヤー・ブラウン法律事務所、日本貿易振興機構及びワールド・ビジネス・シカゴが主催する米国企業幹部とのビジネスラウンドテーブルに出席し、日本、大阪への投資に関心のある企業等を対象に、大阪の優れたビジネスポテンシャルをトップセールスした他、シカゴ美術館では今後の(仮称)大阪新美術館との連携に向けた意見交換、関係強化を図るとともに、行政視察等により、同市の先進的な行政施策を学ぶ機会としました。
※本出張に関する報告会は開催いたしません。
※行程の一部に、日本貿易振興機構が同行
5 出張日程
日程 | 時刻 | 行程等 |
6月4日 (月曜日) | 14:10 14:55 17:00 | 大阪国際空港(伊丹)発(経済戦略局課長、係長、建設局理事、課長代理) 成田乗り継ぎ 同日シカゴオヘア空港着 ○シカゴ姉妹都市プログラム大阪委員会との打ち合わせ (シカゴ泊) |
6月5日 (火曜日) | 10:00
14:55 19:00 | ○マグニフィセント・マイル協会、シカゴ姉妹都市プログラム大阪委員会、 大阪国際空港(伊丹)発(市長、経済戦略局長、部長、秘書) 成田乗り継ぎ 同日シカゴオヘア空港着 ◎在シカゴ日本国総領事館現地情報ブリーフィング (シカゴ泊) |
6月6日 (水曜日) | 10:00 10:30 10:30 14:35 14:50 18:00 | ◎グローバル・シティズ・フォーラム「シカゴ市長主催ラウンドテーブル」出席(市長、経済戦略局長、秘書) ○シカゴ市議会訪問(経済戦略局部長) ○シカゴ市計画開発セクション打ち合わせ(経済戦略局課長、係長、建設局理事、課長代理) ◎シカゴ市長表敬(市長、経済戦略局長、部長、秘書) ◎御堂筋とザ・マグニフィセント・マイルの姉妹ストリート協定調印式典、記念パレード参加 ◎グローバル・シティズ・フォーラムオープニング式典出席 (市長、経済戦略局長、秘書) (シカゴ泊) |
6月7日 (木曜日) | 9:00 9:45 11:10 12:30 15:00 18:00 | ◎ワールド・ビジネス・シカゴ(WBC)プレジデント・アンド・CEOとの意見交換 ◎行政視察(ミレニアムパーク) ◎シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループ名誉会長表敬訪問(市長、経済戦略局部長、秘書) ◎UIラボとのランチミーティング ◎シカゴ美術館訪問 ◎姉妹都市提携45周年記念レセプション (シカゴ泊) |
6月8日 (金曜日) | 8:30 11:15 12:30 17:00 | ◎米国企業幹部とのビジネスラウンドテーブル ◎イリノイ州政府経済機関CEOとの面談 ◎CMEグループとの昼食会 ◎スキッドモア・オーウィングス・アンド・メリル(SOM)建築事務所とのまちづくりに関する意見交換会 (シカゴ泊) |
6月9日 (土曜日) | 12:00 16:00 19:00 | ◎姉妹都市提携45周年記念シカゴ・カブス始球式 ◎行政視察(ジャクソンパーク(大阪ガーデン)) ◎シカゴ姉妹都市プログラム大阪委員会主催ネットワーキングレセプション (シカゴ泊) |
6月10日 (日曜日) | 10:30 12:30 16:30 | ◎行政視察(リバークルーズ(河川を活用したまちづくり)) ◎シカゴ姉妹都市プログラム大阪委員会との意見交換 シカゴオヘア空港発(市長、経済戦略局長、秘書) 翌日9:30パリ着 |
6月11日 (月曜日) | 12:45 | シカゴオヘア空港発(経済戦略局部長、課長、係長、建設局理事、課長代理) 成田乗り継ぎ 翌日19:35大阪国際空港(伊丹)帰着 |
◎:市長出席行程
6 活動内容
6月4日(月曜日)
シカゴ姉妹都市プログラム大阪委員会との打ち合わせ
【時間】
17時から18時
【場所】
WBC会議室(177 N. State St.)
【概要・目的】
- 今回のシカゴでのプログラムについて打ち合わせ
【主面接者】
リロイ・アララ WBC シカゴ姉妹都市プログラムエグゼクティブ・ディレクター、名嘉君代シカゴ姉妹都市プログラム大阪委員会委員長、野毛洋子シカゴ大阪姉妹都市提携45周年実行委員会共同委員長 ほか
【内容】
- 御堂筋での取り組みや今後の方向性について説明し、ザ・マグニフィセント・マイルとの連携について意見交換を行った。
- 今回のシカゴでのプログラムの詳細について打ち合わせを行った。
6月5日(火曜日)
マグニフィセント・マイル協会、シカゴ姉妹都市プログラム大阪委員会、シカゴ市市長室との打ち合わせ
【時間】
10時から12時30分
【場所】
マグニフィセント・マイル協会(625 N. Michigan Avenue)
【概要・目的】
- 姉妹ストリート協定調印式等の進行等について最終打ち合わせ及び、御堂筋とザ・マグニフィセント・マイルの今後の連携について打ち合わせ
【主面接者】
ジョン・チコー マグニフィセント・マイル協会プレジデント・アンド・CEO、アシュリー・ゴードン 同協会マーケティング&戦略パートナーシップ部長、名嘉委員長、野毛共同委員長、ジョーダン・ミラー シカゴ市市長室戦略的パートナーシップ&グローバル・アフェアーズ副部長、リロイ・アララ WBC シカゴ姉妹都市プログラムエグゼクティブ・ディレクター ほか
【内容】
- 翌日に予定している姉妹ストリート協定調印式及びパレードの進行の詳細等について、最終的な打ち合わせを行った。
- 御堂筋での取り組みや今後の方向性について説明するとともに、ザ・マグニフィセント・マイルでの取り組みについて紹介いただき、今後の連携・交流の方向性や進め方等について意見交換を行った。
在シカゴ日本国総領事館現地情報ブリーフィング
【時間】
19時から22時
【場所】
在シカゴ日本国総領事公邸
【概要・目的】
- 現地情報の収集
【主面接者】
伊藤直樹総領事 ほか
【内容】
- シカゴのあるイリノイ州の失業率は約4.2%と低い。産業は多様な一方、牽引産業に欠ける面がある。イリノイ州を含む中西部の価値観は日本人と類似している面あり、企業定着率も高い。
- シカゴ市内のジャクソンパークは日米交流の原点、日本国がパーク内の日本庭園再整備に協力予定。
【成果】
- シカゴ域の産業は多様性が特徴だが牽引産業がないことが弱みでもあること、都心回帰現象があることなど、大阪との共通点が多く見出せた。

6月6 日(水曜日)
グローバル・シティズ・フォーラム「シカゴ市長主催ラウンドテーブル」
【時間】
10時から12時
【場所】
シカゴ国際問題評議会議室(130 East Randolph St.)
【概要・目的】
- フィナンシャル・タイムズ紙と世界的シンクタンクのシカゴ国際問題評議会との共催事業である国際会議「グローバル・シティズ・フォーラム」の冒頭に開催される、エマニュエル市長が主催する首長ラウンドテーブル
【参加者】
ラーム・エマニュエル シカゴ市長ほか
【内容】
- ハンブルク、アムステルダム、ゴールウェイ、ワルシャワ、チューリッヒなど17名の首長等と「都市の包摂的成長」をテーマに自由討論。2025日本万国博覧会誘致及びテーマについて、吉村市長から発表した。



シカゴ市議会訪問
【時間】
10時30分から12時
【場所】
シカゴ市議会(121 N. LaSalle St.)
【概要・目的】
- シカゴの市議会のしくみについてのヒアリングと議場の視察を行った
【主面接者】
マーガレット・ロリノ議長ほか
【内容】
- 議会定数50名(=選挙区数)、1名を除き民主党。一期4年。
- 本会議の冒頭30分をパブコメに確保、3分の時間内で市民は自由に発言可能。
- 議員はシカゴ市議会構成員であると同時に自身の選挙区の全責任を負う立場でもある。
【成果】
- 定数50人のうち共和党は1名と、大阪市会と大きく異なる面もあるものの、シカゴならではの取り組みとして、パブリックコメントや業績を讃える決議などについて意見交換を行うことができた。


シカゴ市計画開発セクション打ち合わせ
【時間】
10時30分から12時
【場所】
シカゴ市役所(121 N. LaSalle St.)
【概要・目的】
- シカゴ市の持続可能なまちづくりについて説明を受け、意見交換を行った。
【主面接者】
キャシー・ディックハット 副コミッショナーほか

シカゴ市長表敬
【時間】
14時35分から14時50分
【場所】
パーク・ハイアット・ホテル地下1階ボールルームセクションC内会議室
(800 N. Michigan Ave)
【概要・目的】
- 両市の都市課題や今後の交流について意見交換を行った。
【主面接者】
ラーム・エマニュエル シカゴ市長ほか
【内容】
- 大阪、シカゴともメインストリートの役割がインターネット小売の台頭等で変化しつつある。
- 大阪市よりシカゴ市に美術館交流、教育交流への協力を要請。
- シカゴ市では公立高校に日本語課程の設置を検討中。
【成果】
- 大都市のメインストリートが果たすべき役割等について意見を交わしたほか、大阪市より両市の美術館の交流や、今後大阪市より派遣を予定している高校生の教育交流について、シカゴ市に協力を要請し、快諾を得た。

姉妹ストリート協定調印式典、記念パレード参加
【時間】
14時50分から15時45分
【場所】
パーク・ハイアット・ホテル(調印式典)、ザ・マグニフィセント・マイル(パレード)
【概要・目的】
- シカゴ大阪姉妹都市プログラム大阪委員会やマグニフィセント・マイル協会立ち合いのもと、大阪・シカゴ両市長間で姉妹ストリート協定に調印、その後、大阪市代表団は大阪委員会が主催するザ・マグニフィセント・マイルのパレードに参加した。
【主面接者】
ラーム・エマニュエル シカゴ市長ほか
【内容】
- 両市のメインストリート、御堂筋とザ・マグニフィセント・マイルの連携、交流協定書に調印
- 大阪委員会が大阪より招聘したちんどん通信社を先頭としたパレードに参加。
【成果】
- 大阪、シカゴ両市長間の姉妹ストリート協定調印により、両市のメインストリートの今後の連携、交流の基盤を構築できたほか、提携式典の取材を通じて内外に45年にわたる両市の固い絆をアピールすることができた。またパレードへの参加を通じてシカゴ市民との交流を深めることができた。

グローバル・シティズ・フォーラムオープニング式典
【時間】
18時から19時30分
【場所】
シカゴ現代美術館(220 E Chicago Ave)
【概要・目的】
- 本フォーラムの主要な登壇者や出席者等の参加のもと、グローバル・シティズ・フォーラムのオープニングを祝う式典とレセプションが開催された。
【主面接者】
アイヴォ・ダールダー シカゴ国際問題研究所長ほか
6月7日(木曜日)
ワールド・ビジネス・シカゴ(WBC) プレジデント・アンド・CEOとの意見交換
【時間】
9時から9時30分
【場所】
WBC会議室(177 N. State St.)
【概要・目的】
- WBCの事業ヒアリングのほか、今後の姉妹都市交流について意見交換した。
【主面接者】
アンドレア・ゾップ WBCプレジデント・アンド・CEOほか
【内容】
- WBCは海外企業誘致に注力しており、その意味でも姉妹都市は重要なパートナー。
- WBCや夏のシカゴ市長デリゲーション時及び10月に大阪訪問を検討中。
- 大阪市からは両市の美術館交流、教育交流への支援や万博の大阪開催に理解を求めた。
【成果】
- シカゴ市における姉妹都市の位置付け(国際経済交流推進のエンジンとしての姉妹都市)や今後のシカゴ側の来阪予定について情報収集できた。また大阪市からは、両市の美術館交流や高校生シカゴ派遣プログラムに対して協力を依頼し、理解を得た。
行政視察(ミレニアムパーク)
【時間】
9時45分から10時30分
【場所】
ミレニアムパーク
【概要・目的】
- ミレニアムパークについて、担当者からの説明を受けながら現地視察を行った。
【主面接者】
クリスティーナ・ファーラー ミレニアムパーク財団戦略担当課長
【内容】
- シカゴのダウンタウンの中心部に位置する面積10ヘクタールの公園。
- 都心における公園として2005年の夏にオープン。ユニークな風景に独創的なアートや建築物を点在させた。今では地元の人にも観光客にも人気の広場となっている。
【成果】
- 都心における大規模公園の規模、機能、果たすべき役割、設置・運営等の事例の一つとして、理解を深めることができた。

シカゴ・マーカンタイル取引所グループ名誉会長表敬訪問
【時間】
11時10分から11時30分
【場所】
シカゴ・マーカンタイル取引所(20 S. Wacker Drive)
【概要・目的】
- 先物取引やメラメド氏自身の日本や大阪とのかかわりについて意見交換した。
【主面接者】
レオ・メラメド CMEグループ名誉会長
【内容】
- 幼少期より日本と深い繋がりを有している。また先物取引にかかる貢献等より昨年叙勲。
- 先物取引の源泉は大阪にあることからもシカゴと大阪の縁は深い。
【成果】
- 昨年秋の叙勲で旭日重光章を受章したCMEメラメド氏との懇談を通じて、同氏のこれまでの日本との関わりや、先物取引を通じた大阪、日本との関係性について理解を深めることができた。


UIラボとのランチミーティング
【時間】
12時30分から13時30分
【場所】
UIラボ(1415 N. Cherry Ave)
【概要・目的】
- 大学と産業が連携するUIラボについて、事業概要や設備等について説明を聴取するとともに、意見交換を行った。
【主面接者】
ブレナ・バーマン UIラボ エグゼクティブ・ディレクターほか
【内容】
- シティ・テック・コラボラティブは、都市が抱える課題の新しい課題解決法について、市民、団体、大学、様々なレベルの行政、企業など多くのパートナーを集め、深く考える場所をめざしている。
- 都市そのものが新しいアイデアをテストする場をめざし、解決策を考える多様な人を集め、まず小さいプログラムで試し、テクノロジーが都市に与える視点から検証する活動を実施。
【成果】
- 複雑化する都市が抱える課題解決に向け、行政、企業、団体、大学、市民等多様な主体が参画し、長期的な視点からテクノロジーの活用について検討するプラットフォームとしての取組みについて、大雨時の洪水対策、多客時の交通量緩和、異常気象時の対応の具体的な事例も踏まえて理解を深めることができた。
シカゴ美術館訪問
【時間】
15時から17時
【場所】
シカゴ美術館(111 S. Michigan Ave)
【概要・目的】
- シカゴ美術館と(仮称)大阪新美術館の連携について意見交換を行うとともに、担当者からの説明を聴取しながら館内の視察を行った。
【主面接者】
ジェームズ・ロンド シカゴ美術館館長ほか
【内容】
- シカゴ美術館と大阪・関西は、展示品や新館の設計者等縁が深い。
- 大阪市で建設中の新美術館との間での作品の調査・研究や貸し出し等で連携を依頼し、快諾を得た。
- 意見交換終了後、安藤ギャラリー、印象派エリア、モダンウイング等、シカゴ美術館の主な展示品を視察した。
【成果】
- シカゴ美術館と(仮称)大阪新美術館の間で、作品の調査・研究(特に近代建築研究)や、作品の貸し出し等の連携について依頼し快諾を得るとともに、今後連携を深めていくことについて確認した。
姉妹都市提携45周年記念レセプション
【時間】
18時から20時
【場所】
360シカゴ(875 N. Michigan Ave)
【概要・目的】
- 大阪市が姉妹都市提携45周年を記念したレセプションを主催し、関係者に対しこれまでの協力へ謝意を表明するとともに、さらなる交流促進への支援を依頼した。
【主面接者】
嘉委員長、野毛共同委員長、トニー・ウォン360シカゴ シニア・セールス・マネージャー、伊藤直樹総領事ほか 約170名
【内容】
- ちんどん通信社によるパフォーマンスで開会、スティーブ・ドリンスキー氏(ABC7シカゴ)による司会のもと、シカゴ姉妹都市プログラム大阪委員会委員長等による挨拶が行われた。大阪市長の挨拶、大阪市会議長の乾杯を行い、大阪市とシカゴ市の姉妹都市提携45周年をアピールするとともに、今後のさらなる交流への協力を依頼した。
【成果】
- 約170名の出席者を得て、大阪市とシカゴ市の姉妹都市提携45周年をアピールするとともに、万博誘致コーナーを設置してプロモーションを実施。今後さらなる交流の促進への期待を表明した。
6月8日(金曜日)
米国企業幹部とのビジネスラウンドテーブル
【時間】
8時30分から10時45分
【場所】
メイヤー・ブラウン法律事務所(71 S. Wacker Drive)
【概要・目的】
- メイヤー・ブラウン法律事務所、日本貿易振興機構及びワールド・ビジネス・シカゴが主催する米国企業幹部とのビジネスラウンドテーブルに出席し、在シカゴの有力企業等に対して、日本・大阪に対する投資促進に向けたトップセールスを行った。
【主面接者】
日本・大阪への投資関心のある在シカゴ企業16社24名
(大手金融機関、投資ファンド、不動産投資会社等)
【内容】
- 大阪の投資環境等について市長よりトッププロモーション、日本貿易振興機構大阪本部長からも大阪のポテンシャルやシカゴとの共通点等について説明。
- 参加者との対話、質疑応答を実施。
【成果】
- 在シカゴの日本・大阪への投資に関心のある大手金融機関、投資ファンド、不動産投資会社等の出席を得て、現在大阪が進めているプロジェクト等大阪の投資魅力について、市長、経済戦略局長からトッププロモーションを行うとともに、日本貿易振興機構大阪本部長からもプレゼンテーションを行った。
- 大阪が今後他都市と差別化していく方向性やシカゴとの関係強化に向けた考え方等について質疑応答がなされ、大阪のビジネスポテンシャルについて理解を深めていただけた。
イリノイ州政府経済機関CEOとの面談
【時間】
11時15分から11時45分
【場所】
メイヤー・ブラウン法律事務所(71 S. Wacker Drive)
【概要・目的】
- イリノイ州の投資経済環境とインターセクトイリノイの取り組みの説明、意見交換
【主面接者】
マーク・ピーターソン インターセクトイリノイCEOほか
【成果】
- 今回は大阪・シカゴ姉妹都市提携45周年事業が目的の訪米であるが、シカゴ郊外、イリノイ州内にも大阪との経済交流可能性が高いエリアがあることが理解できた。
CMEグループとの昼食会
【時間】
12時30分から14時
【場所】
シカゴ・マーカンタイル取引所(20 South Wacker Drive)
【概要・目的】
- 昼食会を通じ、CMEグループと意見交換を実施
【主面接者】
レオ・メラメドCMEグループ名誉会長、ブライアン・ダーキン CMEグループ社長 ほか
【内容】
- CMEグループは1987年に初めてのアジア事務所を東京に開設。
- アジアマーケットはCMEグループ全体の25%、アジアに7箇所300人の従業員、重要性増す。
- 本社はシカゴにあるが、ビジネスはグローバル、電子商取引ネットワークで世界と繋がる。
【成果】
- CMEグループの事業概要や、アジアとりわけ日本、大阪との関わりや事業戦略、メラメド名誉会長ご自身の日本との緊密な関係性について説明をうけ、CMEグループを通じたシカゴと大阪との関係の深さに理解を深めることができた。
スキッドモア・オーウィングス・アンド・メリル(SOM)建築事務所とのまちづくりに関する意見交換会
【時間】
17時から19時30分
【場所】
SOM建築事務所(224 S. Michigan Ave)
【概要・目的】
- 都市魅力向上をめざすまちづくりについての意見交換
【主面接者】
エリック・R・ケウネ SOMディレクター、ブライアン・リー SOMパートナーほか
【内容】
- SOMは、ジョン・ハンコック・センターやウィリスタワー等シカゴのアイコン的な建築物を手掛けてきた。
- 大阪側紹介「環境保全・水質保全の取組み」「民間活力を活用した公園の賑わいづくり」
【成果】
- シカゴと大阪は豊富な水辺空間等まちに類似性があり、双方学び合える可能性が大いにあることを確認できた。
6月9日(土曜日)
姉妹都市提携45周年記念シカゴ・カブス始球式
【時間】
12時から15時30分
【場所】
リグレー・フィールド(1060 W. Addison St.)
【概要・目的】
- 球団からの球場の紹介、市長の始球式参加、観戦
【主面接者】
マイク・ルフラーノ シカゴ・カブス エグゼクティブ・バイス・プレジデント
コミュニティアフェアーズ・アンド・チーフリーガルオフィサー
【内容】
- リグレー・フィールドは、アメリカで2番目に古い球場。近年10億ドルかけて5年がかりで改修し、ナイター照明、ビデオボードを追加。1年間で300万人が来訪。
- 座席数は42,000席。もっと客席数が多い球場もあるが、ここは満席率が高い。歴史と伝統を大切にしており、他球場に比して三世代で来場される方が多い。
【成果】
- 約42,000人の満席の観客に対して、大阪市とシカゴ市の姉妹都市45周年をアピールすることができた。

行政視察(ジャクソンパーク(大阪ガーデン))
【時間】
16時から17時
【場所】
ジャクソンパーク(大阪ガーデン)
【概要・目的】
- ジャクソンパーク内の大阪ガーデンについて、担当者からの説明を受けながら現地視察を行った。
【主面接者】
キャシー・ブライテンバッハ シカゴ市公園局部長、加藤俊久シカゴ総領事館領事
【内容】
- 1893年にシカゴで開催されたコロンブス博覧会で、日本国が日本庭園を出展・寄贈
- 1992年、西尾市長(当時)が視察時に、荒廃していた日本庭園を修復することとし、入口門の設計・建設、庭園マニュアルを作成・贈呈
- 1995年の庭園完成を契機として、シカゴ市が同庭園を「大阪ガーデン」と命名
【成果】
- 大阪ガーデンの現状を視察するとともに、シカゴ市の今後の大阪ガーデンを含むジャクソンパークの開発計画について説明を受けた。今後、本市の協力について検討を行うこととなった。
シカゴ姉妹都市プログラム大阪委員会主催ネットワーキングレセプション
【時間】
19時から21時
【場所】
ヨシズカフェ(3257 N. Halsted St.)
【概要・目的】
- 大阪委員会が主催するネットワーキングレセプションへ参加し、大阪委員会及び実行委員会参画企業等へ今回のシカゴでのプログラム調整等を含むこれまでの協力へ謝意を表明するとともに、今後のさらなる交流促進への支援を依頼した。
【主面接者】
シカゴ大阪姉妹都市提携45周年実行委員会メンバー(名嘉共同委員長、野毛共同委員長、協賛企業など)
【内容】
- 名嘉委員長の司会のもと、伊藤総領事及びトム・タニー議員の歓迎挨拶、大阪市長挨拶の後、大阪市会議長の乾杯で開会。出席者による自己紹介の後、それぞれ意見交換及び歓談を行った。
【成果】
- 今回のシカゴでのプログラムを調整いただいた大阪委員会及び実行委員会参画企業等へ感謝の意を表するとともに、今後の大阪・シカゴの姉妹都市交流の発展への協力を依頼した。
6月10日(日曜日)
行政視察(リバークルーズ(河川を活用したまちづくり))
【時間】
10時30分から12時
【場所】
シカゴ川(112 E. Upper Wacker Dr.)
【概要・目的】
- 多くの歴史的近代ビルが立地し、リバーウォークの整備が進んでいるシカゴ川について、在シカゴの日系企業から説明を聴取しながらクルーズに参加・視察した。
- マグニフィセント・マイル南端乗船~シカゴ川南北支流~ミシガン湖近く~乗船地
【主面接者】
竹中工務店USA本社 新藤陽一氏
(シカゴ大阪姉妹都市提携45周年実行委員会メンバー企業)
【成果】
- かつては排水路として、またその後はミシシッピ川に接続する米国の主要な輸送路として活用されていたシカゴ川が、近年シカゴ市が主導する水辺開発によりリバーウォークを整備するなど市民や観光客の憩いの場としての活用が進んでいる様子や、建築物で有名なシカゴの街並みを川から観光する着眼点について理解できた。
シカゴ姉妹都市プログラム大阪委員会との意見交換
【時間】
12時30分から14時
【場所】
WBC会議室(177 N. State St.)
【概要・目的】
- 今後の姉妹都市交流に関する意見交換を実施した。
【主面接者】
嘉委員長、野毛共同委員長、キャサリン・ボーランド委員、ジーン・フジウ委員他委員会メンバー全14名、アネル・モンテス・マーチャン WBC シカゴ姉妹都市プログラムディレクター
【内容】
- 教育交流:大阪市高校生のシカゴ派遣、グローバル・ユース・アンバサダー・リーダーシップ・サミット(シカゴ開催)など。
- その他:社会福祉交流の継続実施、10月大阪開催の女性サミットの協働、大阪ガーデン再整備への大阪市の協力、シカゴグルメ(9月)への大阪参画検討、シカゴマラソン招待ランナーとの交流など。
【成果】
- シカゴ姉妹都市プログラム大阪委員会メンバーと今後の交流について話し合った。大阪より、今年度新設のシカゴへの高校生派遣プログラムへの協力を依頼、シカゴ側からは、恒例のユースサミットや社会福祉交流、マラソン交流に対する大阪市の協力や、10月に大阪で開催予定の女性サミット関連事業に対する支援、シカゴグルメイベントへの大阪出展の検討の要請があり、いずれも継続・拡大・実現に向けて取り組むこととした。
7 資料
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住所:〒559-0034大阪市住之江区南港北2‐1‐10 ATCビル オズ棟南館4階
電話:06-6615-3757
ファックス:06‐6615-7433