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大阪城天守閣「豊国踊りと河内音頭 ~ 出世双六太閤記 ~」を開催します

2020年7月7日

ページ番号:508961

 大阪城天守閣は、令和2年8月8日(土曜日)に「豊国踊り(ほうこくおどり)と河内音頭(かわちおんど) ~ 出世双六太閤記(しゅっせすごろくたいこうき) ~ 」を開催します。

 「豊国踊り」は豊臣秀吉の七回忌にあたる慶長9年(1604年)8月に、「豊国臨時祭礼(ほうこくりんじさいれい)」のクライマックスとして行われ、京都の町人1,500人が華麗な群舞(ぐんぶ)を披露しました。その様子は京都・豊国神社(とよくにじんじゃ)が所蔵する「豊国祭礼図屏風(ほうこくさいれいずびょうぶ)」などに活き活きと描かれています。

 平成27年(2015年)大阪城天守閣では、その「豊国祭礼図屏風」や『豊国大明神臨時御祭礼記録(とよくにだいみょうじんりんじごさいれいきろく)』などの文献史料をもとに、学術的に「豊国踊り」を復元し、今では大阪の新たな夏の風物詩として定着しつつあります。6年目となる今年は、秀吉に捧げられたこの「豊国踊り」に加え、河内音頭の演目の中から、秀吉の物語である「出世双六太閤記」を披露します。

 令和2年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公が明智光秀であることから、光秀自身とともに、彼が活躍した時代や彼の周辺にいた人々にも大きな注目が集まっていますが、なかでも秀吉は、織田信長の家中にあって光秀最大のライバルとして鎬(しのぎ)を削り、同じ時代を並走していた人物として知られます。大阪城天守閣では、令和2年2月6日(木曜日)から「若き秀吉ゆかりの地」を巡るスタンプラリーを実施するなど、今年1年は秀吉に焦点をあて、秀吉の生涯や人物像を多くの方々に知っていただく事業を展開しています。今回のイベントもそうした取り組みの一つとなっています。

1.開催概要

(1)日時

令和2年8月8日(土曜日) 18時から19時30分まで

(2)場所

大阪城天守閣前本丸広場(大阪市中央区大阪城1-1

(3)参加費

無料

ただし、天守閣入館の際は入館料が必要

大人600円 中学生以下、大阪市在住65歳以上の方(要証明)、障がい者手帳等ご持参の方は無料

(4)主催

大阪城天守閣

「豊国踊り」とは

 豊臣秀吉は、慶長3年(1598年)8月18日、62年の生涯を閉じますが、死に臨んで自らが神として祀(まつ)られることを望み、翌慶長4年(1599年)4月17日に朝廷から「豊国大明神(とよくにだいみょうじん)」の神号が贈られました。

 秀吉の七回忌にあたる慶長9年(1604年)8月には、14日から19日までの6日間にわたって、京都・豊国神社で盛大な祭礼が行われましたが、この内の14日と15日の2日が「豊国臨時祭礼」で、そのクライマックスが、8月15日の「豊国踊り」でした。

 「豊国踊り」は、京都の上京から3組、下京から2組が出て、各組300名構成、総計1,500名もの京都市民が参加し、各組ともそれぞれお揃いの衣装を着て、工夫を凝らした造り物を出しました。その様子は、太田牛一の『豊国大明神臨時御祭礼記録』に克明に記録され、京都・豊国神社と名古屋・徳川美術館に所蔵される2種類の「豊国祭礼図屏風(びょうぶ)」(いずれも国指定重要文化財)に活き活きと描かれています。

 平成27年に大坂の陣400年プロジェクトの一環として、こうした文献・絵画史料などをもとに、歴史・芸能史・風俗史などの面から「豊国踊り」の学術的な再現が行われました。同年夏には、踊りの再現にご協力いただいた宝塚歌劇団OG・OSK日本歌劇団OGによるお披露目の後、当日ご来城のみなさまにもご参加いただき、大阪城天守閣の「豊国踊り」が始まりました。大阪城天守閣の「豊国踊り」は今年で6回目の夏を迎えますが、この間に「豊国踊り」は大阪城以外でも行われるようになり、大阪の新たな風物詩として定着しつつあります。

「河内音頭」とは

 現在の大阪府はかつての摂津国・河内国・和泉国の範囲にまたがりますが、「河内音頭」はそのうち河内地方の盆踊りで歌われてきた音頭の総称です。

 その成立には諸説があり、定かではありませんが、八尾市本町の常光寺(じょうこうじ)で毎年8月23日、24日に行われる地蔵盆会の盆踊りの際に歌われる河内音頭が最古の河内音頭といわれ、平成8年に環境庁(現、環境省)が選定した「日本の音風景100選」にも「常光寺境内の河内音頭」の名称でその一つに選ばれました。常光寺は「八尾地蔵」の通称で知られ、日本三地蔵の一つに数えられる名刹で、地蔵盆会の盆踊りは河内地方最大の盆踊りとして著名でした。現在この河内音頭は「正調(せいちょう)河内音頭」と呼ばれ、常光寺の門前には「河内最古之音頭発祥地」の石碑が建てられています。

 一方、現在一般に知られる河内音頭は、北河内で歌われた「交野節」がルーツであるといわれます。大和田村(現、門真市)野口の音頭取り初代歌亀(中脇久七)がこの「交野節」に工夫を加え、「歌亀節」と呼ばれ、上方漫才の祖である玉子屋円辰や砂川捨丸らが大阪の寄席でも演じ、一世を風靡(ふうび)しました。

 さらに平野郷町(現、大阪市平野区)の音頭取り初音家太三丸(倉山太三郎)が平野の音頭取り仲間と「初音会」を結成して、「歌亀節」を改良して「平野節」を創出しました。

 この「平野節」に浪曲の調子や浪曲の節回しを加味し、鳴り物にも従来の三味線だけでなくエレキ・ギターなども加えて新たな河内音頭を編み出したのが長吉村(現、大阪市平野区)川辺の鉄砲光三郎(鉄砲光三)で、その河内音頭は「鉄砲節」と呼ばれました。昭和36年にテイチクから鉄砲光三郎のレコード「鉄砲節河内音頭シリーズ」が発売されましたが、その累計出荷数は100万枚を超える大ヒットとなり、鉄砲光三郎の活躍によって、河内音頭は一気に全国区となりました。

 昭和40年代には、初音家太三丸の弟子初音家賢次や三音家浅丸、井筒家小石丸、日乃出家小源丸らが活躍して河内音頭ブームを牽引し、現在は初音家賢次の弟子で演歌歌手として活躍する中村美津子や「新聞詠み(しんもんよみ)家元」を名乗る河内家菊水丸が著名です。

 河内音頭は民謡と浪曲の中間に位置する芸能で、「河内十人斬り」「悪名」「俊徳丸」といった河内ゆかりの物語のほか、「崇禅寺(そうぜんじ)馬場の仇討」「佐倉宗五郎」など、さまざまな物語を演目としてきました。今日、河内音頭は多くの流派・会派に分かれ、音頭取りも1,000人近く活動するといわれます。

 河内音頭には秀吉ゆかりの演目として、秀吉が一介の百姓から天下人にまで駆け上がった成功譚を語る「出世双六太閤記」があります。秀吉をテーマとしている今年は、天龍小若丸さんにご出演いただき、「出世双六太閤記」をご披露いただくこととしました。

2.イベント内容

(1)豊国踊り

 踊りの披露と総踊りを行います。踊りは簡単なレクチャーがありますので、当日ご来城のみなさまもご参加いただけます。

  • 時間:1回目/18時から、2回目/19時から
  • 作・演出:茂山千三郎(しげやませんざぶろう)(大蔵流狂言師)
  • 考証:橋本裕之(はしもとひろゆき)(大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員・民俗学者)
  • 音楽:藤舎貴生(とうしゃきしょう)(邦楽家)
  • 振付:山村友五郎(やまむらともごろう)(上方舞 山村流六世宗家)
  • 企画・監修:北川央(きたがわひろし)(大阪城天守閣館長)
  • 出演:宝塚歌劇団OG・OSK日本歌劇団OG

    〈宝塚歌劇団OG〉
  • 朝宮真由(あさみやまゆ)
  • 麻園みき(あさぞのみき)
  • 真於夏希(まおなつき)
  • 美乃杏花(よしのきょうか)
  • 涼葉らんの(すずはらんの)
  • 綺華れい(あやかれい)
  • 紫友みれい(しゆうみれい)

    〈OSK日本歌劇団OG〉
  • 美砂まり(みさごまり)
  • 月川夏緒(つきかわなつお)
  • 美郷いつき(みさといつき)
  • 紫穂まいか(しほまいか)
  • 河合祥子(かわいしょうこ)
  • 貴城優希(たかしろゆうき)
  • 蒼音淳(あおとじゅん)

 

  • 協力:大阪市日本民踊研究会

豊国踊り画像(イメージ)
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豊国踊り(イメージ)

豊国踊り画像(過去実施の様子)
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豊国踊り(過去実施の様子)

400年前にも「マスク」があった?!

 江戸時代前期頃に描かれた「遊楽図屏風」(大阪城天守閣蔵)には、鼻から下を布で覆って踊りに興じる女性が描かれています。当時の女性たちは、人前に出る際に顔をあらわにすることが現代ほど許容されておらず、覆面をしたり、扇をかざしたりして、顔を隠す習慣がありました。コロナ禍の飛沫対策とは目的が違いますが、日本には昔から「マスク」のようなものが存在していたことがわかります。

 今回の豊国踊りでは、出演者が口元を布で覆い、この屏風絵の女性を再現する形で飛沫対策を行います。当日ご参加の皆様とともに、「400年前の踊りの再現」という演出として、楽しみながら感染防止対策を行いたいと考えています。

遊楽図屏風(部分)画像
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遊楽図屏風(部分)

(2)河内音頭

 「出世双六太閤記」のうち「豊臣秀吉里帰り」を披露します。

  • 時間:18時30分から
  • 出演:天龍小若丸(てんりゅうこわかまる)

[プロフィール]

昭和43年3月、河内音頭日之出会入門。53年4月、河内音頭美好会に移籍。

平成1年5月、日本コロムビアレコードより紀伊国屋文左衛門・瞼の母リリース。19年4月、メインレコードに移籍。花の天龍節・夢街道をリリース。

現在は、天龍会イベントの開催、各地盆踊り、各種イベントに活躍中。

河内音頭 天龍小若丸 画像
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河内音頭 天龍小若丸

3.イベントにおける新型コロナウイルスの感染防止対策について

(1)参加者へのお願い

  • 軽度であっても、発熱・咳・咽頭痛などの症状がある方は参加をご遠慮ください。
  • マスクまたは口元を覆うことができる手ぬぐい等をご持参ください。
  • イベントの見学・参加の際は、周りの方と十分な距離を確保してください。休憩時間中も同様にお願いします。
  • 大きな声での掛け声や応援はご遠慮ください。
  • 会場に「大阪府コロナ追跡システム」のQRコードを設置しますので、積極的なご登録をお願いします。

(2)会場での予防対策

  • ステージ脇にアルコール消毒液を設置します。
  • 大阪府下の感染状況により、イベント内容・形式を変更する場合があります。

4.その他

  • イベント内容は予告なく変更または中止になる場合があります。
  • 荒天の場合は中止します。天候不良の際は大阪城天守閣までお問合せください。
  • イベントの詳細は大阪城天守閣公式ホームページにも記載します。

5.問合せ先

大阪城天守閣

6.交通機関及び最寄り駅

Osaka Metro谷町線:谷町四丁目駅(1号-B出口)、天満橋駅(3号出口)

Osaka Metro中央線:谷町四丁目駅(9号出口)、森ノ宮駅(1号出口、3号-B出口)

Osaka Metro長堀鶴見緑地線:森ノ宮駅(3号-B出口)、大阪ビジネスパーク駅(1号出口)

JR大阪環状線:森ノ宮駅、大阪城公園駅

JR東西線:大阪城北詰駅

京阪電車:天満橋駅、京橋駅

大阪シティバス:大阪城大手前、馬場町

大阪水上バス:大阪城港、八軒家浜船着場

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