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大阪城天守閣はイタリア共和国ミラノ市のスフォルツェスコ城と友好城郭提携を締結しました

2023年3月16日

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 大阪城天守閣は、令和4年10月3日(月曜日)に、イタリア共和国ミラノ市の「スフォルツェスコ城別ウィンドウで開く」との友好城郭提携を締結し、スフォルツェスコ城内において調印式を行いました。

 大阪市とミラノ市は姉妹都市であり、令和3年には姉妹都市提携40周年を迎えました。これにちなんで締結された本提携では、両城、両市さらには両国の歴史や文化を、より多くの人々に紹介するために協力・交流を続けていくことが宣言されています。

 両城の今後の友好発展にご期待ください。

大阪城・スフォルツェスコ城友好城郭提携締結式

1.日時

令和4年10月3日(月曜日)16時から16時30分まで

2.場所

スフォルツェスコ城

3.主な出席者

  • トンマーソ・サッキ ミラノ市議会評議員
  • クラウディオ・サルシ スフォルツェスコ城博物館館長
  • ジョヴァンナ・モリ スフォルツェスコ城・考古学博物館・歴史博物館管理責任者
  • 高橋大阪市副市長
  • 大橋大阪市会議長
  • 宮本大阪城天守閣館長 ほか

4.城郭提携の主な内容

 大阪城天守閣・スフォルツェスコ城は、これまでの協力の実績を認識し、文化施設である両城、両自治体、そして両市民の利益に資するために両城間の友好協力関係を強化するという意志を再確認した上で、両城ならびに大阪市・ミラノ市、または日本国・イタリア共和国の歴史や文化をより多くの人々に紹介するために協力・交流を続けていくことをここに宣言する。

調印書 画像
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調印書

調印式の出席者 画像
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調印式の出席者

友好城郭提携に関連して実施した主な出張行程

令和4年10月4日(火曜日)在ミラノ日本総領事館副領事との面会

 在ミラノ日本総領事館において、副領事との面会を実施。大阪城天守閣館長より、両城・両市の交流促進への協力の謝意をお伝えするとともに、大阪城天守閣パンフレット及び図録の贈呈や配架依頼を通して、ミラノ在住の日本人や日本に縁のある方に対する大阪城の魅力発信につなげることができました。

在ミラノ日本総領事館 外観画像
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在ミラノ日本総領事館

在ミラノ日本総領事館副領事と大阪城天守閣館長 画像
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在ミラノ日本総領事館副領事と大阪城天守閣館長

令和4年10月4日(火曜日)トリヴルツィオ財団理事長・学芸員との意見交換

 トリヴルツィオ財団を訪問し、同財団の理事長及び学芸員との意見交換を実施しました。同財団が所蔵し、両城交流のきっかけの一つともとなった伊東マンショの肖像画の現物を拝見し、理事長から、同品をめぐる伝来の経緯や学術的研究評価の取り組み、伊東マンショが主席正使をつとめた天正遣欧使節団の足跡に関する説明を受け、大阪城天守閣館長からは伊東マンショと豊臣秀吉のつながり等についてご説明しました。両者が伊東マンショに関する理解を一層深めるとともに継続的な交流に向けた関係性を構築することができました。

トリヴルツィオ財団理事長と大阪城天守閣館長 画像
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トリヴルツィオ財団理事長と大阪城天守閣館長

トリヴルツィオ財団学芸員による説明 画像
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トリヴルツィオ財団学芸員による説明

令和4年10月4日(火曜日)ミラノ市観光局における意見交換

 マイクロツーリズムの進展など、コロナ禍を経て変化したミラノと大阪の観光行政について意見交換を行いました。また、今後の大阪城公園内観光案内板整備の参考とするため、ミラノ市の先進的なQRコード対応型観光案内板の展開に関する説明を受けました。
意見交換の様子 画像
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意見交換の様子

令和4年10月5日(水曜日)スフォルツェスコ城館長・管理責任者との意見交換

 両城はともに歴史的な都市の中心部にあり、市民や内外の観光客に親しまれています。また、「城の博物館」という点でも共通しています。対話や意見交換を通じ、こうした両城に関する多くの共通点やそれぞれの独自性について改めて認識するとともに、友好城郭として今後の相互協力等のあり方についても話し合うことができました。

スフォルツェスコ城館長・管理責任者と大阪城天守閣館長 画像
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スフォルツェスコ城館長・管理責任者と大阪城天守閣館長

令和4年10月5日(水曜日)スフォルツェスコ城学芸員との意見交換及び博物館案内

 学芸員との意見交換では、学芸員の業務内容、展示方法の工夫、及び博物館の運営などについて意見交換を行いました。また、専門的な解説とともに、博物館内を案内していただきました。

博物館内視察の様子 画像
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博物館内視察の様子

大阪・ミラノ姉妹都市提携40周年記念事業 大阪市代表団のミラノ市訪問について

 大阪・ミラノ姉妹都市提携40周年記念事業に係る大阪市代表団のミラノ市訪問について、詳細はこちら(大阪市ホームページ:海外出張報告)よりご覧ください。

(参考)大阪城天守閣と友好城郭提携を締結している海外の城郭について

1.エッゲンベルグ城

(オーストリア・グラーツ市 平成21年10月2日友好城郭提携)

 神聖ローマ皇帝フェルディナント2世の顧問をつとめた公爵ハンス・ウィルリッヒ・フォン・エッゲンベルグが1625年に築いた城です。この城で平成18年(2006)9月、豊臣秀吉が亡くなる前後の大坂城と城下町を描いた貴重な屏風絵(「豊臣期大坂図屏風」)が発見されたことを機に同21年、日本とオーストリアが修好通商条約を結んで140年となる記念の年に、海外の城とははじめてとなる友好城郭提携を結びました。平成22(2010)年世界文化遺産登録

2.ブルターニュ大公城

(フランス・ナント市 平成29年4月11日友好城郭提携)

 ブルターニュ大公城は、1466年にブルターニュ大公フランソワ2世によって築かれた城郭で、代々ブルターニュ大公の居城でしたが、1532年にブルターニュ公国がフランス王国に併合されてからは、ブルターニュ地方におけるフランス王の居城となりました。フランス王アンリ4世が、プロテスタントにカトリック教徒と同等の権利を認めた「ナントの勅令」を発布した城として世界史的にも著名です。大坂城本丸御殿で徳川慶喜とフランス公使レオン・ロッシュが公式会見して150年にあたる年に友好城郭提携を結びました。

3.スフォルツェスコ城

  (イタリア・ミラノ市 令和4年10月3日友好城郭提携)

  ミラノの地を統治した貴族ヴィスコンティ家のガレアッツォ2世によ り1360から1370年の間に築かれました。15世紀には、ヴィスコンティ家にかわりミラノの統治者となったスフォルツェスコ家の居城となり、増改築が繰り返され、スペイン、オーストリア、フランスの統治下で兵舎として使われた時期もありましたが、イタリアが統一された19世紀末、建築家のルカ・ベルトラミによって博物館に改装されました。現在は、古代美術、武器、絵画、楽器、考古学といった多彩なジャンルを扱う博物館施設、版画、写真、図面、レオナルド・ダヴィンチ関連資料の保存公開施設、また公文書館や図書館も併設された文化複合施設です。

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