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第2次大阪市結核対策基本指針-「STOP結核作戦」-

2018年12月28日

ページ番号:135307

 大阪市では、平成13年2月に「大阪市結核対策基本指針」を策定し、結核罹患率を10年間で50以下にするという大目標のもとにDOTS事業をはじめとする様々な結核対策事業を推進してまいりました。
 その結果、本市の結核罹患率は、平成21年で49.6となり、目標を達成することができましたが、全国平均と比べると約2.6倍という高い状況にあります。
 このような状況の中では、これまでの施策を漫然と実施するものではなく、大阪市のこれまでの結核対策及び現状を踏まえ、大阪市の結核事情の更なる改善に向けた取り組みが必要であり、平成22年度で終了する「大阪市結核対策基本指針」に替わり、1人でも多くの結核患者を減らすために、平成23年以降の本市の結核対策の具体的施策、目標等を定めた「第2次大阪市結核対策基本指針」を策定し、各種事業を実施しています。

対策の期間

 平成23年度~平成32年度

大目標

 これからの10年間で大阪市の結核罹患率を半減させる(平成32年目標値:25以下)

副次目標

  • 喀痰塗抹陽性の新登録患者罹患率を半減させる(平成32年目標値:10以下)
  • 小児(14歳以下)結核患者の発生をゼロにする(平成32年目標値:0人)
  • 菌陽性初回治療肺結核患者の多剤耐性率を0.5%以下にする(平成32年目標値:0.5%以下)

主な取り組み

1.適正な結核治療の推進

(1)適正な治療
 [目標・評価の目安]

  • 新登録肺結核患者の治療失敗・脱落中断割合を3%以下
  • 新登録肺結核80歳未満中PZAを含む4剤治療開始割合を85%以上

(2)多剤耐性結核の対応
 [目標・評価の目安]

  • 新登録肺結核患者の再治療率を5%以下
  • 再治療者のうち治療終了後2年以内の再発を10%以下にする

(3)患者管理の徹底
 [目標・評価の目安]

  • 新登録患者(喀痰塗抹陽性患者)に対する3 日以内の面接を100%実施
  • 新登録患者(喀痰塗抹陽性患者以外)に対する7 日以内の面接を100%実施
  • 肺結核菌培養・感受性・同定検査結果を2 か月以内に95%把握
  • 各区、大阪市保健所におけるコホート検討会への医療機関の参画

(4)服薬支援の推進
 [目標・評価の目安]

  • 「ふれあいDOTS」の対象者を喀痰塗抹陽性患者から喀痰塗抹陰性患者へも拡大し、全肺結核患者とする
  • あいりん地域の肺結核患者を対象とした「あいりんDOTS」(週1 回以上の服薬確認)の開始率80%以上
  • あいりん地域以外の肺結核患者を対象とした「ふれあいDOTS」(週1 回以上の服薬確認)の開始率80%以上
  • あいりん地域以外の肺結核患者を対象とした「ふれあいDOTS」(週1 回以上の服薬確認)の中で、喀痰塗抹陽性患者に対する開始率85%以上

(5)合併症対策
 [目標・評価の目安]

  • 市内のモデル病床の活用拡大
  • 市内における腎透析患者向け入院施設の確保
  • 精神疾患、アルコール依存症及び薬物依存症などの合併症患者の受け入れ施設の確保

2.早期発見・早期治療の徹底

(1)接触者健診の徹底
 [目標・評価の目安]

  • 喀痰塗抹陽性患者にかかる登録直後及び2 か月後の接触者健診を100%実施
  • 接触者健診対象者への健診完了率(2 年間)80%以上
  • 菌遺伝子解析と疫学調査の効果的な活用
  • 医療機関及び高齢者施設等への研修の実施

(2)リスクグループ等への対策

 (ア)あいりん地域対策
  [目標・評価の目安]

  • あいりん地域での健診の充実
  • 簡易宿泊所、NPO 法人及び医療機関等の関係機関と連携した施策の展開
  • 保健・福祉・医療との連携強化
  • あいりん地域における医療体制の充実

 (イ)ホームレス対策
  [目標・評価の目安]

  • 巡回相談員等と連携し、結核健診の実施
  • 福祉との連携強化

 (ウ)外国人対策
  [目標・評価の目安]

  • 日本語学校での結核健診の推進
  • 各企業に対する日本での外国人の採用時及び定期健診の徹底
  • 外国人の新登録肺結核患者の治療失敗・脱落中断割合を5%以下にし、国内での治療完了を目指す
  • 外国人に対する普及啓発の実施

 (エ)高齢者対策
  [目標・評価の目安]

  • 老人福祉センター等を利用する高齢者への結核健診の勧奨
  • 居宅介護事業所等への結核健診の勧奨及び健康教育の充実
  • 高齢者に対する普及啓発の実施

 (オ)医療従事者対策
  [目標・評価の目安]

  • 医療従事者の健診の徹底と受診率の把握

 (カ)職域対策
  [目標・評価の目安]

  • 職域保健との連携した普及啓発
  • 中小企業への健診勧奨

 (キ)HIV/AIDS対策
  [目標・評価の目安]

  • HIV 陽性者への結核健診の受診勧奨の徹底
  • HIV 検査時等を利用した啓発活動
  • 結核患者のHIV 検査の推奨

 (ク)若年者対策
  [目標・評価の目安]

  • 高校、大学及び各種学校等への普及啓発の徹底

(3)市民の受診の遅れ対策
 [目標・評価の目安]

  • 発病から2 か月以内の医療機関受診率80%以上

(4)医療機関に対する早期診断の徹底
 [目標・評価の目安]

  • 初診から1 か月以内の確定診断率90%以上
  • 1 日以内の届出を90%以上

3.予防の徹底

(1)BCG接種の徹底
 [目標・評価の目安]

  • 1 歳未満の接種率100%達成
  • 適正なBCG 接種技術の維持
  • コッホ現象やBCG 副反応への適切かつ迅速な対応

(2)普及啓発の充実
 [目標・評価の目安]

  • あいりん地域において簡易宿泊所、NPO 法人及び医療機関等関係機関との連携した普及啓発
  • リスクグループそれぞれに対応した普及啓発
  • 地域、職域組合等と連携した普及啓発
  • 人権に配慮した結核の正しい知識の普及啓発

4.情報の収集、調査、分析、評価、還元

(1)評価体制の充実
 [目標・評価の目安]

  • 解析評価検討会等の充実及び検討内容の地域への還元
  • 服薬支援事業全体を分析・評価できる体制の整備

(2)分子疫学の充実
 [目標・評価の目安]

  • 全分離菌株(特に多剤耐性、ホームレス・外国人患者由来)の遺伝子解析を行い、その結果を接触者健診や疫学調査に役立てる。

5.人材の育成

 [目標・評価の目安]

  • 結核診療に十分な知識と技術を有する医師の確保に向けた取り組み
  • 職種に応じた効果的な研修等の実施
  • 学会や他の機関等の研修等の効果的な活用
  • 関係団体等の結核に携わる職員への研修の充実

参考:第2次大阪市結核対策基本指針及び進捗状況-「STOP結核」作戦

 以下に、概要版並びに全文を掲載します。

このページの作成者・問合せ先

大阪市 健康局大阪市保健所感染症対策課結核グループ

住所:〒545-0051 大阪市阿倍野区旭町1丁目2番7-1000号(あべのメディックス11階)

電話:06-6647-0653

ファックス:06-6647-1029

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